カプセル型の1人乗り用低速移動ツール
スズキの「PIXY」は、“歩道でも、屋内でも、人との共存を可能にする人にやさしいモビリティ”をコンセプトに開発された、1人乗りの低速移動ツールだ。パワーユニットには充電時間が短い蓄電池「キャパシタ」を採用し、排気ガスを出さないクリーンな乗り物になっている。
カプセル型の車体は、前方に大きく設けられたウインドーによって広い視界を確保すると同時に、左右にも丸いウインドーを設置、周囲とのコミュニケーションが取りやすい形状とした。後方の視界はバックモニターによって確保する。
乗降時には前面のウインドーが上方に、足元の部分が下方に開くほか、シートが起き上がるようになっている。子供や年配の方でも、自由に乗り降りすることが可能。
操作は手元のマウスで行う。進みたい方向にマウスをスライドさせればよいので、誰でも感覚的に操作可能だという。最高時速は人が歩く速度とほぼ同じ6km/h。

スズキの1人乗りの低速移動ツール「PIXY」。衝突防止センサーを搭載し、障害物を検知すると進行方向や速度を自動で制御する仕組みになっている。ボディーはソフトな衝撃吸収素材で覆われ、万が一、歩行者と接触しても衝撃を最小限にとどめることが可能。車内も同様に柔らかな素材が採用されており、ドライバーにとっても心地よい空間となっている

全長1300mm、全幅875mm、全高1500mm、ホイールベース787mm。パワーユニットにはモーター(交流同期電動機)を採用。駆動方式は後2輪直接駆動

前面に大きく設けられたウインドーは乗員への情報提供モニタでもある。会場に設置されたデモ機では、モニタに観光情報を表示していた。観光地の移動ツールとして普及すれば、観る楽しさ、乗る楽しさを一層高めてくれそうだ
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