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エコ番付2008(第4回)ヒートポンプ

2008年11月28日

● 「空気の熱でお湯を沸かす」家庭用給湯機「エコキュート」の快進撃が続いている。追い風となったのは、環境問題と原油高だ。発売開始は2001年で、2007年9月末までに累計販売台数が100万台を突破。2008年10月には150万台にまで伸びている。

● エコキュートは、温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)排出量が、従来型の灯油・ガス燃焼式給湯器や電気温水器と比べると3分の1から2分の1という“環境優等生”。家庭で使われるエネルギーのおよそ3分の1を占める給湯分野で、CO2削減に大きく貢献する。

● 民生用(家庭用・業務用)の空調と給湯すべてがヒートポンプシステムに置き換わると、年に約1億tものCO2が削減されるという試算もある。これだけで、京都議定書の目標達成のために、住宅やオフィスなどの民生部門に求められている削減目標、約6000万tを大幅に上回る計算だ。民生部門でのCO2排出量増加が止まらない日本では、「温暖化対策の切り札」とも言われる。

● ヒートポンプ技術は今年、業務部門でも、地下鉄の空調や温泉街の源泉加熱といった新たな取り組みで注目を集めた。ヒートポンプ・蓄熱システムの普及促進と技術向上に努める財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター 業務部の矢田部隆志課長は、「今年はヒートポンプがクローズアップされた年。北海道・洞爺湖サミットでも、有力な温暖化対策技術の一つとして世界にアピールできた」と語る。技術革新が目覚ましいヒートポンプの現状と未来について、同氏に話を聞いた。

(エコ番付2008ノミネート一覧はこちら)

取材/蔦林 幸子、滝川 徹、岸上 祐子 文/滝川 徹 写真/新関 雅士


北海道・洞爺湖サミットのメディアセンターに展示されたヒートポンプの説明パネルとエコキュート

北海道・洞爺湖サミットのメディアセンターに展示されたヒートポンプの説明パネルとエコキュート。世界に向けて日本のヒートポンプ技術を発信した(提供:財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター)
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