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クリーンでコンパクトな発電設備

川崎火力発電所は川崎臨海工業地域に位置し、近隣には旭化成ケミカルズ、日本触媒、新日本石油精製などが立ち並ぶ川崎市千鳥・夜光地区コンビナートや、運河を挟んで東扇島火力発電所などの大規模工場に囲まれている。

2008年11月時点で、1961年に建設され2006年まで45年間動いてきた旧川崎火力発電所の1~6号機を解体撤去している最中だ。完全撤去後の2009年10月には、1500℃級MACC発電2号系列の着工を予定している。2号系列は、1号系列と同様の3軸構成で、1号系列と合わせて合計300万kWの発電出力を予定し、第1軸は2013年の稼働を目指している。

川崎火力発電所完成予想図(提供:東京電力)

川崎火力発電所完成予想図(提供:東京電力)
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さて、川崎火力発電所の発電設備は意外にもコンパクトな印象である。ガスタービン、蒸気タービン、発電機などの主要機器は3階に、補機、電機設備は2階と1階に、復水器は半地下にレイアウトした。

復水器から海水に排出する熱損失分は33%。排熱回収ボイラーから出る排気ガスからの熱損失分は8%で、高さ85メートルの煙突から約90℃の温度で排出される。また、最新式の予混合型燃焼機と高性能脱硝装置の採用によって窒素酸化物(NOx)の排出量を低減。LNG燃料のため、硫黄酸化物(SOx)やばいじんの排出が無く、CO2排出以外の環境性能も高めている。

2009年2月に1号系列の3軸すべてが稼働した後は、発電に使用した後の蒸気を川崎市千鳥・夜光地区コンビナートで操業する10社の工場に供給する予定だ(2009年度下旬より)。企業間連携により、これまで10社で、原油換算で年間28万5000キロリットル使用していた燃料のうち1万1000キロリットル分を削減。CO2も年間2万5000トン削減できるとみられている。これは一般家庭の9600世帯分の年間エネルギー量に匹敵し、約4700世帯分のCO2排出量に相当する。

ガスタービン、蒸気タービン、発電機が並ぶ川崎火力発電所の心臓部

ガスタービン、蒸気タービン、発電機が並ぶ川崎火力発電所の心臓部。これを3軸集め、1系列の大容量発電設備としている
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