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環境にやさしい薪ストーブは
都会の住宅でたくさん使われていた!

様々な機能・デザインの薪ストーブが並ぶ、都内最大規模を誇る薪ストーブのショールーム「ファイヤーワールド」。まさか東京都内にこのような場所があるとは驚きだ。

「当社は全国に店舗がありますが、実は薪ストーブが一番売れているのは東京なんです」と、同社の代表取締役の富井忠則氏は意外な事実を教えてくれた。

「確かに住民に対する購入者の割合でいえば、軽井沢のような別荘地の方が多いです。しかし、数だけでいえば、圧倒的に東京の方が売れるんですよ。年齢層は50代以上が中心ですが、近年は二世帯住宅に住んでいたのが、子供世代だけになったのを機会に家を改築して薪ストーブも導入したりする…なんていう40代の方もずいぶん増えてきました。“別荘用”というイメージが強い薪ストーブですが、実際はうちのお客様の約8割は自宅に設置されています」

永和 代表取締役社長 富井 忠則 氏

永和 代表取締役社長 富井 忠則 氏

「薪ストーブがある暮らし」なんて、非常にぜいたくで憧れてしまう。しかし、そもそも暖房としての薪ストーブの魅力は、どのようなところなのだろうか?

「まず、エアコンなど一般の暖房器具は、室内の空気が暖まる際、過度な乾燥が生じやすい。そしてON・OFFをくり返す“断続暖房”です。一方、薪ストーブは熱風ではなく本体が帯びた熱が空気に伝わっていく仕組みなので、乾燥がない。さらにエアコンのように熱風でポイントを暖めるのではなく、暖かい空気がじわじわと広がっていきますから、家全体を暖かくできるんです。しかも最初に火を点けたら熾き火を消火することなく利用する“継続暖房”です。寝ている間も、火を弱火にして点けっ放しにしておけば、朝まで暖かく快適に過ごせます。また過度に乾燥せず、適度に湿気をなくし、常に家の中をある程度一定の温度に保ってくれるため、結露の発生を抑えられるんです。さらに室内の埃っぽい空気が、ストーブで燃焼されて煙突より室外に排出される(※外気導入で利用する場合は除く)という利点もありますよ。もちろん、インテリアとしての本体のデザインや、火が燃えている様子など、見た目の良さも大きな魅力です」(富井氏)

ECO JAPAN編集部としては、薪ストーブの環境面におけるメリットも大いに気になるところ。電力や化石燃料を使わないため(一部、電力を使うモデルもあり)、一般的な暖房を使うよりはCO2削減に貢献できるのは間違いない。だが、結局は薪の燃焼でCO2が発生してしまうのでは…と考える人もいるのでは?

「薪の燃焼によるCO2については、植物のライフサイクル全体でCO2の収支はゼロという考え方です。植物は成長過程で光合成によりCO2を体内にため込みます。ですから、燃やすことによって発生するCO2はもともと大気中に存在していたものだということです。当社では薪の販売も行っていますが、森林の間伐材を使用しています。つまり薪を生産することで、林業の衰退などで荒れ果てた雑木林の再生にも繋がるのです。その結果、CO2を吸収してくれる健全な木々を育てることにもなるという訳ですね」(富井氏)

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