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物流のCO2削減は可能か?! PART1:モーダルシフトが大きな切り札に

2008年9月9日

●二酸化炭素(CO2)排出量の削減に向けて、あらゆる領域で環境対策が進められている。物流も例外ではなく様々な取り組みが行われているが、難しいのは経済活動とのバランスだ。経済活動が活発になって輸送量が増えれば、何も手を打たなければ自ずと輸送にかかるエネルギーも増加し、それに伴いCO2排出量も増える。物流という既に確立された仕組みに「環境」という新たなパラメータを加えるのは容易なことではない。
●しかし、今やそのようなことを悠長に言ってはいられない時代に突入した。地球温暖化が世界中の大きな問題として取り上げられるなかで、例えば航空や船舶、自動車などを利用して行われる物流で排出されるCO2量は膨大である。生活に必須の物流とはいえ、いかにCO2を削減していくか、そしてその取り組みをどのように展開するかは、「待ったなし」の状況といえよう。
●こうした状況の下、国土交通省が関連省庁・団体と共に設立したのが「グリーン物流パートナーシップ会議」だ。輸送手段をトラックから鉄道などに置き換える「モーダルシフト」の推進、CO2排出量の少ない車両の開発・導入支援、企業間の連携やシステム化による輸送効率向上対策など、経済活動に配慮した“物流のエコ化”を推進している。
●今回の特集では物流に焦点を当てて、先進企業の取り組みなどを通して環境と物流のあり方を探る。最初に全体を概括し、現在注目を集めつつある物流の“エコ化”において「モーダルシフト」の役割などを紹介する。PART2では、SCM(サプライチェーン・マネジメント)とモーダルシフトの関係などを東京工業大学 大学院社会理工学研究科 経営工学専攻の圓川隆夫教授にインタビューし、PART3以降では物流の“エコ化”に先進的に取り組んでいるユーザー企業として佐川急便、富士通を、そして国際物流サービス提供者側の取り組みをティ エヌ ティ(TNT)エクスプレスを紹介する。


構成・文/林 愛子

トラックなど輸送手段そのものをエコ化する試みが進んでいる(ヤマト運輸)

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