普及前夜の燃料電池(第4回)素材巡る攻防が水面下で激化
2008年7月22日

電解質膜とセパレーターなど部材の性能向上が著しい。材料メーカーの主導権争いが、普及の原動力になっている。
現在、開発競争の最も激しい燃料電池は、PEFC(固体高分子型)だが、1980年代はPAFC(リン酸型)が本命視されていた。PEFCに注目が集まったのは、88年にバラード社がダウ・ケミカル社の新しい電解質膜を使って、PEFCの発電性能を飛躍的に向上させたからだ。つまり、PEFCの進歩は材料の革新にかかっている。
PEFCの心臓部は、水素イオンを通す電解質膜だが、実際には下図のように、膜の両側は触媒、炭素粉、ガス拡散層、セパレーターの4層構造になっている。このうちセパレーターを除いた部分は一体化しており、膜・電極接合体(MEA)と呼ぶ。

●図PEFCの材料を製品化している主なメーカー
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