拡大する“良心”のサプライチェーン年「環境価値」流通元年(第4回)エコポイント/デンソーが社内制度に
文/金子憲治、山根小雪(日経エコロジー)、イラスト/タジマヤスタカ

個人の行動を環境配慮型に変える手法として、エコポイントに注目が集まる。社員や顧客の行動を促す目的のほか、地下鉄の利用促進に応用する自治体も出てきた。地域や業種を越えて発展しそうだ。
2007年11月10日午前9時、三重県にあるデンソー・大安製作所のグラウンドには、休みの土曜日にもかかわらず約130人の社員や家族が集まった。「DECOウォーク」と呼ばれる工場周辺のゴミ拾い活動に参加するためだ。軍手と帽子、ゴミ袋などが支給され、ゆっくりと歩きながら道端のゴミを拾い、正午前には元のグラウンドに戻ってきた。
「みなさんご苦労様でした。これで10ポイント差し上げます」。デンソー総務部の門井徳孝さんは最後にあいさつした。門井さんの肩書きはDECOポン事務局担当部員だ。

●DECOウォークへの参加理由
注:5 地域での活動後のアンケートを集計
(総回答数534)
「DECOポン」とは、2006年12月にデンソーが導入したポイント制度。社員が環境に配慮した取り組みを実践したらポイントを発行し、たまったポイント数に応じて、有機農産物やフェアトレード商品などと交換できるという仕組みだ。
事務局に申請書を提出すると参加できる。ポイント獲得には環境ボランティアのほか、環境家計簿(毎月5ポイント)、徒歩や自転車通勤(毎月20ポイント)など。交換品にはエコ商品のほか、植樹活動などに寄付するメニューもある。
DECOウォークに小学生の子供と参加したある社員は、子供の分も含め20ポイントを獲得した。「今回を含めて30ポイントたまったはず。ポイント制度は交換品も魅力だが、ためていく段階が楽しい」と話す。
この連載のバックナンバー バックナンバー一覧へ 画面先頭に戻る
- エコな照明、LEDで光り輝くクリスマス・イルミネーション(後編)家族で見たい! 東京近郊のスポットを厳選紹介! (2008/12/12)
- メガソーラー本番、日本の復権なるか?! [PART7]世界一奪還目指すシャープ (2008/12/11)
- エコ番付2008(第6回)2008年注目のエコ製品・サービスを振り返る メガソーラー (2008/12/10)
- ウォームビズを科学する!この冬注目の機能性下着(前編)大手下着メーカー グンゼに聞く、ハイテク下着の秘密 (2008/12/09)
- 美しく、省電力! LEDイルミネーションを見に行こう 次世代照明LEDの魅力を堪能できる都内厳選スポットを紹介 (2008/12/05)


