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新たな潮流続々、レンタサイクルの魅力再発見(中編)借りる方がお得な仕組みで利用者増を図る~阪急レンタサイクル

2008年3月7日

●レンタサイクルの持続的な運営には採算性確保が重要――九州東海大学教授の渡辺千賀恵氏はインタビューでそう語っている。しかし、現実には容易なことではない。レンタサイクル初の成功事例と注目された取り組みさえも、既に廃止されている。
●そうしたなかで拠点数を増やし続けているのが、関西圏を地盤とする阪急電鉄の「阪急レンタサイクル」だ。月極め利用の通勤・通学客を主要ターゲットに据えて、2000年3月に神戸線西宮北口駅でサービスを開始し、現在は11の駅で実施。今後も諸条件をクリアする駅には、積極的に展開したい意向を示している。
●鉄道事業者である同社がなぜレンタサイクル事業に乗り出したのか。そこには駅と自宅、駅と目的地を結ぶ“端末交通の整備”という視点があった。グループ内にはバス会社やタクシー会社もあり、それらが重要な端末交通であることに変わりはないが、時代の流れと共に、環境に優しい自転車も端末交通の施策に組み込む必要性が出てきたという。
●現在、阪急阪神ホールディングス社長の角和夫氏が本部長時代に立ち上げたレンタサイクル事業は、この3月で丸8年を迎える。当初から赤字を出さない仕組みを目指していたという阪急電鉄の取り組みから、駅前レンタサイクルの可能性を考えてみたい。

(前編はこちらから)

取材/土屋 泰一、林 愛子 構成・文/林 愛子 写真/山田 哲也

阪急宝塚線豊中駅

阪急宝塚線豊中駅

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