男の“マイ箸”
その選び方のポイントとは
――高橋さんは「銀座夏野」という箸専門店も経営されていて、そこには“グッズ”としても魅力的な箸の数々が並び、一口に箸といっても多種多様あることを思い知らされます。では、その中から自分に合ったマイ箸を選ぶポイントを教えて下さい。
高橋: 木の箸は大きく分けると2種類あります。1つは木の肌が露出している木箸。もう1つは漆を何回も塗ることで表面がつるつるしている塗り箸です。
最近はどちらかといえば木箸の方が人気です。見た目が柔らかく、素材感があるからでしょうか。強度といった点からは、やはり塗り箸の方が表面に漆がコーティングされているだけあって傷も付きにくいです。それに、塗り箸は表面が滑らかで口当たりもいいですね。ただ、その分「つるつるして滑りやすい」という声もあります。
――表面の加工のほかに、こだわっておくべきポイントはありますか?
高橋: 料理やTPOによった使い分けを考えてみてはいかがでしょう。箸の太さや角の数が変われば、当然食べやすい料理も変わります。例えば、和食の魚料理でしたら、先が少し細い方が食べやすいですし、見た目のイメージもきれいですよね。一方で麺類でしたら、角が立ち引っかかりがある箸先に角がある箸の方がよいでしょう。箸の角の数も、丸、三角、四角、五角、八角など様々な形がありますので、ぜひ、手に取ってみて自分が使いやすい形を見つけてほしいですね。
――持つことでさりげなく“男のこだわり”を演出してくれるような箸はありますか?
高橋: 男性にとても人気があるのは、使う時に組み立てるタイプの箸です。特に、つなげた時に継ぎ目が見えなくなるような箸は人気があります(下記の「縞黒檀花見箸」を参照)。持ち運びに便利なだけでなく機能性の高い趣向が、男性にはたまらないようです。それと、持ち歩く時には、ぜひ箸袋や箸箱にもこだわって欲しいです。箸を使うたびに人の目に触れますから、洒落たものを使っているとインパクト大ですよ。

「縞黒檀花見箸」
携帯用に2つに分かれる箸。つなげた時に継ぎ目が見えず、木目までもがぴたりと合うのは感動的。大阪唐木指物師による仕事は秀逸。まさに男の小道具ともいうべき。1万2600円(税込)

「白木箸箱・煤竹箸揃」
杉で作られたシンプルかつ上品な箸箱に、上質な本煤竹の使いやすい細箸をセット。カバンから取り出す姿さえもスマートに見せる、上品な大人の男性の所作が引き立つ逸品。1万3650円(税込)
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