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風力発電は本当に「クリーン」「国産」「無尽蔵」のエネルギー?!(前編)日本初の大規模化に成功した北海道・苫前町からの答え

2007年12月18日

●日一日と寒さが増し、暖房器具が手放せない季節だが、今年はスイッチを入れるのがためらわれる状況だ。原油高の影響で灯油代は近来まれに見る高値水準が続き、電気やガス料金は年明けから値上がりするという。化石燃料を燃やせば、二酸化炭素が排出される。我々は高いお金を出して、自分たちが暖を取るのと同時に、地球をも暖めているというわけだ。
●そこで注目されるのが、風力や太陽光などの自然エネルギーによる発電である。化石燃料のように枯渇の心配がなければ、国際相場の変動などの要因で価格が急騰することもなく、発電時に二酸化炭素を発生することもない。しかも、“国産”のエネルギー源である。わずか4%というエネルギー自給率の向上にもつながるとして、政府は各種対策を講じている。
●とりわけ風力発電は、白い発電機がそびえる姿のイメージが良いとして、1990年代後半から地方自治体などで導入が相次いだ。しかし、現実にはどうだろうか。建設から数年も経たないうちに停止した発電機もあれば、新設を反対する住民運動が起きている地域もある。
●北海道北西部に位置する苫前町は、90年代半ばから町を挙げて風力発電事業に取り組み、町営の風力発電機3基と、民営の風力発電機39基を擁する、日本で初めて大規模な集合風力発電施設の開発と運営に成功した町だ。苫前町の事例から、風力発電の可能性について考えてみたい。

取材/土屋 泰一、林 愛子 構成・文/林 愛子 写真/佐藤 久

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