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燃料で変わる自動車(後編)

2007年4月13日

田中太郎、相馬隆宏(日経エコロジー)、高田憲一(日経ものづくり)
イラスト/大寺 聡

前編はこちら中編はこちらからどうぞ)

ホンダが環境技術やパワートレイン(エンジンやモーター、燃料電池などの駆動系)の開発を説明する際、繰り返し示してきたグラフがある。3本の線が描かれたもので、自動車業界では「ホンダの3本線」と呼ばれる(下の図)。シンプルなグラフだが奥が深い。

ホンダは環境・エネルギー面での課題を3つに整理し、課題の大きさが時系列でどう変化するかを示した

ホンダは3本線で課題を整理

環境・エネルギー問題に直面している自動車産業の課題を、まず「大気環境」「温暖化」「エネルギー」の3つに分類。その深刻度や影響の大きさを縦軸とし、横軸には時間軸を採っている。そして、現在は排出ガスなどの「大気環境」問題の解決が見えつつあり、温暖化問題が急激に立ち上がっていると指摘。そして、次にエネルギーの持続可能性の問題が控えていると分析する。

「化石燃料の燃焼でCO2濃度が増えていることは確実。さらに、何年後かわからないが、化石燃料がなくなるのも事実」と、ホンダの福井威夫社長は説明する。何年後かわからないから、時間を示す横軸には1カ所に2000年と示されているだけだ。

ホンダの次世代燃料電池車「FCXコンセプト」。燃料の水素は様々な手法で製造できる。再生可能エネルギーを使えばCO2排出を激減できる

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