式年遷宮の準備期間は8年、儀式は30以上にも
伊勢神宮の式年遷宮では、足かけ8年にわたる建て替えの中、合計30以上の祭儀が執り行われる。式年遷宮は、社殿の用材を切り出す「山作り」、造営のための「庭作り」、そして神宝や装束を納めご神体を遷す神主の祭りの大きく3つに分かれている。その中でも山口祭(やまぐちさい)、木本祭(このもとさい)、御船代祭(みふなしろさい)、木造始祭(こづくりはじめさい)と今回リポートする鎮地祭は造営五祭という。造営五祭を含めた12の祭儀は大祭として扱われ、執り行う日時は、御治定(ごじじょう)として天皇自らが定めることになっている。
第62回式年遷宮諸祭一覧。2005年から遷宮準備が始まり、30以上の祭儀を経て2013年に完成する予定だ。色が変わっている祭儀は大祭として天皇の御治定(ごじじょう)を仰ぐ必要がある。赤で示した儀式が今回リポートで紹介する鎮地祭である
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第62回式年遷宮の鎮地祭は、造営が始まって3年目にあたる2008年4月25日(金)に、内外両宮で執り行われた。用材を切り出して伊勢まで運ぶ「山作り」が終わり、新しい社殿の敷地(新御敷地・しんみしきち)で行われる最初の祭りである。
鎮地祭は、いわゆる新居建設の際、まず始めに行う「地鎮祭」に相当する。造営作業の無事と安全を祈り、新しい宮に坐す神を鎮めるためのものだ。本稿で紹介する鎮地祭は、2008年4月25日(金)に内外両宮で行われ、諸別宮にて5月2日まで続いた。
祭場は内外両宮や各別宮共に、新しい社殿が立てられる敷地(新御敷地)になる。祭儀は新御敷地の心御柱覆屋(しんのみはしらおおいや)の前で執り行われる。当日は周囲に5色(中央・黄(おう)、東北・青(せい、実際は緑色)、東南・赤(せき)、西南・白(びゃく)、西北・黒(こく、実際は紫色)の幣が立てられた。ここで行われる一連の祭儀に、一般参列はできないことになっている
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(鎮地祭の動画はこちら) |
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