このページの本文へ
ここから本文です

日本人のこころのふるさと、伊勢神宮

三重県伊勢市の玄関口。JR・近鉄特急の伊勢市駅を下車すると、神宮所有の森(宮域林)が見えてくる。駅から遠目に見えるのは伊勢神宮の外宮だ。さらにそこから数キロ距離を隔てて内宮が位置している。

伊勢神宮とは、主祭神である天照大神を祭る皇大神宮(コウタイジングウ・内宮)と、産業や衣食住をつかさどる豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)を祭る豊受大神宮(トヨウケダイジングウ・外宮)、そのほか摂社、末社などを含めた125社の総称である。その広大な敷地は伊勢市の約5分の1を占めている。ちょうど東京の世田谷区と同じ面積だ。

東京から新幹線と在来線を乗り継いで約3時間。伊勢市駅を下車すると「ようこそお伊勢さんへ」の文字が(写真左)。名所案内の看板(写真右)。メインである内宮は駅から離れている。日帰りで伊勢参りをする場合、内宮のみの参拝になる場合が多いが、外宮から内宮へと参拝するのが正式だ
(クリックすると拡大した画像が開きます)

主祭神である天照大神を祭る皇大神宮(内宮・写真左)と、産業や衣食住を司る豊受大御神を祭る豊受大神宮(外宮・写真右)
(クリックすると拡大した画像が開きます)

伊勢神宮の社殿は檜の素木造りである。さらに地面に直接柱を埋め立てる掘立造りのため、耐久年数が低いといわれている。1300年前の創建当時と変わらぬ姿でそこにあり続けている理由は、20年に一度、神宮の社殿を隣の敷地に遷す神宮の式年遷宮にある。

法隆寺を建立し、大化の改新が起こった飛鳥時代、天武天皇が「長例となせ」として定めた式年遷宮。内外両宮だけではなく、別宮の社殿などや、周辺の垣、鳥居まで、すべてを新しく造り替える。さらに神宝や装束まで新調する。

それだけ大掛かりな式年遷宮の準備期間は約8年、総費用は約550億円だという。儀式は、遷宮の用材調達にかかわる祭祀(山作り)と、新しい敷地での造営にかかわるもの(庭作り)、そして神主が行う殿内での祭典の大きく3つに分けられる。

およそ30回以上の祭儀や行事を行いながら準備が進められるが、その中でも特に重要視されているものは、天皇が直々に催行日を決定する。今回、フォトリポートで紹介する「鎮地祭」も、天皇が定める儀式のひとつだ。

2008年4月25日に行われた「鎮地祭」は、新しい敷地(新御敷地)で行う初めての祭祀のため、天皇の定める大祭のひとつに含まれる。20年に一度の遷宮は、掘立造りなどによる老朽化だけではなく伝統技術・技能の保存・伝承という目的もある。ただし正式な定説はない

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

記事検索 オプション

SPECIAL

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る