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進化する「アイドリングストップ給電システム」運転席だけじゃない! ついに冷凍・冷蔵車にも対応

2008年8月5日

●新鮮な魚やフルーツ、牛乳、生ケーキ、アイスクリーム……。日本各地の特産品や、これまではその場所に行かなければ味わうことができなかった名品が、今は簡単に入手できるようになった。
●入手手段は百貨店やスーパーなどに買いに行く、通販やテレビショッピングを使う、もちろんネット通販もそれに大いに役立っているが、いずれの商品もいくつかの倉庫やトラックを経由して運ばれてくる点は同じだ。新鮮さが売りものであるような商品、冷蔵・冷凍して輸送しなければならない商品は、産地から消費者の手に届くまでに必ず冷蔵・冷凍装置によって一定の温度に保つことが必要となる。
●そのため、冷蔵・冷凍の必要な荷物を運ぶトラックは、積み卸し作業中も、トラック運転手の休憩中も、冷蔵・冷凍機用の専用動力(ディーゼルエンジン)を切ることができず、否応なくアイドリングを行わなければならない。
●駐車中・待機中のトラックが、エンジンを停止したまま運転室内の冷暖房を利用できるようにする「外部電源式アイドリングストップ冷暖房システム(以下、アイストシステムと略)」──。その仕組みや本格運用後の様子は、これまでもリポート(前編後編)などで紹介してきた。
●そんなアイストシステムが、運転席だけでなく荷室(冷凍室、冷蔵室)へも電力供給できる仕組みを実現し、札幌市民の“台所”である「札幌市中央卸売市場」(札幌市中央区)にこのほど初めて導入された。
●今回は、札幌市中央卸売市場におけるアイストシステム完成式の様子と、荷室への電力供給の仕組みなどをPhotoリポートで紹介すると共に、札幌市中央卸売市場の市場長である渡邊恵氏のインタビューもお届けする。また、札幌市中央卸売市場における給電スタンドの竣工にあわせて正式に発足した、アイストシステムの普及促進を目指す民間事業者による協働組織「アイスト倶楽部」についても紹介しよう。

取材/土屋 泰一、ナッツコミュニケーション
構成・文/ナッツコミュニケーション、土屋 泰一 写真/新関 雅士

駐車場などに設置された給電スタンドにケーブルを接続し、運転席や荷室の冷暖房装置を稼働させるアイストシステム。駐車中や待機中のアイドリングが不要となる。東京電力の試算によれば、燃料コストは約3分の1、二酸化炭素(CO2)排出量は98%もの削減効果が期待できるとされる


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