このページの本文へ
ここから本文です

「天孫降臨の地」高千穂で再発見! 夜神楽に隠された“エコの秘訣”(前編)

2008年5月2日

●『古事記』や『日本書紀』の舞台となった“天孫降臨の地”高千穂。そこでは伝説と神話になぞらえた夜神楽が、何世紀にもわたって続けられてきた。毎年11月から2月までの農閑期、高千穂の各集落で二日一晩舞い明かすという夜神楽は、地域の祭りであると同時に、その年の実りに対し、八百万の神々に感謝を捧げる“儀式”でもある。天岩戸に隠れてしまった天照大神(アマテラスオオカミ)に出てきてもらうため、天鈿女命(アメノウズメノミコト)が面白おかしく舞ったという神話が起源となっている。
●一説によれば平安時代から始まったといわれ、戦時中の灯火管制下でさえ絶えることなく800年以上も続けられてきたという。誰に強制されるわけでもなく、地域の人々の手によって受け継がれてきた夜神楽――その“継続性”は現在、環境問題に取り組む我々にとっても欠かせないポイントである。
●また、東国原宮崎県知事も「神を感じた気がする」というように、夜神楽では“神”と一体になった舞い手を通じ、見る人もまた“神”に触れることができる。かつて万物に神々を見出してきた日本人にとって、それはそのまま自然への感謝、畏敬の念を育むことにつながる。都市部では忘れられてしまった「自然と共生する」という“日本人の原点”ともいうべき精神――それを現代にまで伝えてきたのが夜神楽なのである。
●今回「ECO JAPAN」では2008年2月10日~11日の2日間、高千穂にある集落の1つ、上田原(宮崎県・高千穂町)で行われた夜神楽に密着取材。二日一晩、12時間以上にわたって舞い続けられる夜神楽全33番と、通常はなかなか一般に公開されることのない準備段階の様子まで、写真と動画で完全リポートする。

(高千穂の動画一覧はこちら)

取材/土屋 泰一、蔦林 幸子、構成・文/蔦林 幸子、
写真/新関 雅士、動画監督・編集/小松 崇、
協力/総合誌『九州のムラへ行こう』(マインドシェア)

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

記事検索 オプション

SPECIAL

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る