東国原知事が動画で一気に語る!
聞き手/土屋 泰一、構成・文/蔦林 幸子
写真/新関 雅士、動画監督・編集/小松 崇
疲弊した現代人を救う!?
宮崎県の自然が持つ可能性
宮崎県を「どげんかせんといかん」――そんな思いから立ち上がった宮崎県知事の東国原英夫氏。昨年(2007年)1月23日に知事に就任してから、1年が過ぎた。
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのマスメディアへの精力的なPR活動によって、「どげんかせんといかん」の言葉は2007年新語・流行語大賞にもなり、宮崎県への注目度は一気に高まった。だが、東国原知事本人は慎重な姿勢を見せる。

宮崎県知事 東国原 英夫 氏
「お客さんが増える、県産品が売れるというのは“目に見える活性化”ではあるんですが、実を言うと地方の疲弊というのはそれだけで解決できる問題ではないんです。中山間地域の少子・高齢化(問題を解決すること)だったり、地場産業や農業、林業といったものを活性化していかないと、真の活性化とはいえないんじゃないかなと思います」
積極的なPR活動から、パフォーマンスばかりが注目されやすい同知事だが、宮崎県が取り組まなければならない課題を強調する。例えば、最重点項目の一つとして、人工林を伐採した後に植林されずに放置された地域「植栽未済地」をゼロにするという目標を入れるなど、30年先、40年先を見据えた長期的な政策にも取り組んでいる。
「私自身も30年間くらい東京にいましたので分かるんですが、都市部の人類の生活のあり方というのは、限界に来ていると思いますね。都市部のエネルギーとダイナミズムのパイ(市場)が限界に近付けば近付くほど、都市部の生活に矛盾を感じる方、疲弊する方が増えていくわけです」
そうした都市部の生活に疲れた人々の受け皿となるのが、地方の自然ではないか――東国原知事はこう語る。
「例えば、(宮崎県の)高千穂や日之影、五ヶ瀬といったところには森林セラピーのロードがあります。その中を歩いていると、本当に生き返ったような気分になります。都会で疲れた方が、こうした場所でゆったりした時間、あるいは空気、あるいは森林セラピーで自然に触れることによって、“命の洗濯”になることはいえると思います」
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