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“山を守る道づくり”が林業再生の第一歩 大橋式水源かん養路網の開通を記念 第2回 多摩源流の森「黎明祭」Photoリポート

2007年12月11日

●戦後、安価な外材に押されて低迷を続ける日本の林業。その影響は農山村部の過疎化や少子化にとどまらない。管理放置されざるを得なくなり、保水機能などを失った山には、台風が来ても土砂崩れを防ぐ力もなくなっている。上流の土壌崩壊は、やがて都市部にも大きな影響を及ぼし始める。
●こうした問題に対し、森林と農山村の再生を目指す動きが各地で始まりつつある。東京都を流れる多摩川の源流域、小菅村(山梨県北都留郡)もその1つだ。東京農業大学や東京電力など、産官学民の連携によって日本の森林を守り、育む「多摩川源流 百年の森づくり」――そのスタートを記念し、2006年には「第1回 多摩源流の森 黎明祭」(主催:山梨県小菅村・多摩川源流研究所、共催:東京電力、協力:多摩川源流自然再生協議会・多摩川源流大学・北都留森林組合)が開催された。
●今年、2007年10月に開かれた第2回では、木材を運び出すための路網(作業路)整備着手を祝う「渡り初め」や、村の無形文化財である伝統芸能「小永田神楽」の奉納による安全祈願が行われた。急峻な山地が多い日本の林業では、木材をスムーズに運び出すための路網整備が欠かせない。特に今回、小菅村で導入した「大橋式水源かん養路網」は、通常の作業路と異なり森林の保水性や山腹の保全に重点を置くという大きな特徴を持っている。
●地球温暖化にもCO2(二酸化炭素)の吸収源として重要な役割を果たす森林の再生。本稿では、この大橋式路網の特徴とともに、森林づくりの奥深さを写真で分かりやすくお伝えする。

取材・構成・文/蔦林 幸子 写真/渡徳博

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