木を切ることがCO2削減になる!?(後編)楽しく遊びながら考える間伐材の利用「多摩川源流大学」森林体験実習photoリポート
●「木を切ることが、森林を守る」――本来、人工林は「植樹・管理・利用」のサイクルが機能することで保たれる。しかし今、林業の衰退によって日本の人工林はほとんどが荒れている。一見、美しい山々も、よく見れば枝が伸びすぎたり、根が土の表面に表れてしまっているのだ。人が植えた木は、枝打ちや間伐によって管理しなければ過密化し、森林本来の保水機能などが働かない。既に土砂崩れの増加などの悪影響が出始めている。
●この問題に取り組むのが、東京農業大学と山梨県小菅村が共同で運営する「多摩川源流大学」だ。東京都を流れる多摩川の源流域・小菅村から、その伝統や文化、知恵を学ぶと共に、森林や農地の再生も行っている。
●2007年9月15日~17日の3日間にわたって行われた「森林体験実習」には、「ECO JAPAN」編集部スタッフも参加。前編では、実際に森林調査や間伐を行う様子を紹介した。後編では、間伐材の利用例などを写真と共に分かりやすくお伝えしよう。温暖化対策として有効な森林のCO2(二酸化炭素)吸収作用は、木を植えるだけでなく、切った木を利用することで拡大していくのだ。
取材/土屋 泰一、板垣 朝子、蔦林 幸子 構成・文/蔦林 幸子 写真/渡徳博

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