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木を切ることがCO2削減になる!?(前編)荒廃する日本の人工林を再生する「多摩川源流大学」森林体験実習photoリポート

2007年11月27日

●都会で生活していると、たまに触れる緑はとても豊かで美しいものに感じられる。しかし今、日本の森林の多くは荒れているのが実情だ。国土の66%を占める森林は、面積にして約2500万ha。そのうち1000万haにも及ぶ人工林のほとんどが荒れている。林業の衰退に伴い、植林されたまま手入れされない山が増えているためだ。
●枝打ちや間伐など、きちんとした手入れをされず過密になった森林では、木は十分に根を張れない。大きな台風が来れば土砂崩れを防止できないばかりか、一気に倒れる危険もある。最近では温暖化防止対策の1つとして、森林のCO2(二酸化炭素)吸収力が注目されている。植林は盛んだが、今ある森林の荒廃をどうするのか――?
●こうした問題を背景に、健全な森林の育成に取り組むのが、東京農業大学と山梨県小菅村が共同で運営する「多摩川源流大学」だ。東京都を流れる多摩川の源流域・小菅村と、下流域に位置する東京農業大学。両者が手を取り合い、森林の荒廃を食い止めると共に、村の伝統や文化、知恵の伝承に力を入れている。今後は源流大学だけでなく、さらに産官学民の連携によって、日本の森林を守り、育んでいくという大きな枠組み「百年の森づくり」への発展を視野に入れて取り組んでいる。
●2007年9月15日~17日の3日間にわたって行われた「森林体験実習」では、森林の育成に重要な間伐作業、および間伐材の利用を学生たちが実際に体験。適切に木を切り、管理することが健全な森林を育てる――その意味を実感するプログラムだ。「ECO JAPAN」編集部スタッフも参加した当日の様子を、写真と共に、前後編に分けてお伝えしよう。

取材/土屋 泰一、板垣 朝子、蔦林 幸子 構成・文/蔦林 幸子 写真/渡徳博

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