集まった寄付金でCO2排出権を購入する
「カーボンオフセット年賀」
中でも注目すべきは、地球温暖化ガス削減年賀はがきと銘打った「カーボンオフセット年賀」である。
カーボンオフセットとは、一言で説明すれば、自らが排出する二酸化炭素(CO2)量を計算し、相当金額をCO2削減の対策費用として削減などに取り組んでいる様々な団体などに支払う(寄付する)ことで、排出量を相殺(=オフセット)するという考え方である。
実際にはカーボンオフセットにも色々な仕組みがあり、例えばドイツポストでは、環境に関心の高い顧客が「プラス・パケット・ゴー・グリーン」というタイプの宅配を選択すると、運送過程で発生するCO2排出量をオフセットすることを目的に料金を上乗せし、その上乗せ分の料金が環境保護プロジェクトに投資されるといった仕組みを導入している。
今回、JP日本郵政グループが発売するカーボンオフセット年賀の場合は、年賀はがきの製作や配達によって排出される温室効果ガスをオフセットするものではない。京都議定書で定められた温室効果ガス削減目標の「マイナス6%」に貢献するために、寄付金でCO2の排出権を購入し、私たちが日常生活で発生させているCO2をオフセットするという仕組みを採用している。
「年賀状の販売を通じて集まった寄付金は、環境団体等へ拠出され、京都議定書で定められたクリーン開発メカニズム(Clean Development Mechanism:CDM)の仕組みに従って、CO2削減プロジェクトを支援する予定です」(串馬氏)。

郵便事業株式会社の「カーボンオフセット年賀ホームページ」上に記載されているクリーン開発メカニズム(Clean Development Mechanism:CDM)の仕組み。
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