ビジネスには投資が必要だ。適正な時期に適正な投資ができる体制を整えることが、ビジネスの成功には欠かせない。日本でも市民バンク「ap bank」など新しい取り組みが始まっている。ドイツのエコバングなどの事例もある。こうした取り組みをさらに進める必要がある。さらに、地域通貨を扱う疑似金融業の展開もありうる。金融業の近自然化は、業者が自主的に行うことも可能だが、政治のサポートが不可欠だ。
社会の近自然化を進めていくに当たって、地産地消やスローが重要なキーワードになることは既に述べた。しかし、こうした取り組みは、国際貿易の中で「不公平」と非難される不都合がある。また、災害時の物資不足を招くリスクもある。しかし、災害時など「困ったとき」だけをベースに社会を構築すると、平時の環境負荷を大きくし過ぎる。そこで、「困ったとき」に助けてもらえる国際関係を築いておくことも政治に期待するところとなる。このためにも、フェアトレードや適切な量の消費、平和活動や自然保護活動など、「浪費」以外の行為で、日ごろから国際協力していくことが重要となる。
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