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「しっかり付いて、はがれやすい」
テープへの改良

――寄付金が付いた「エコメール便」というのもあるそうですね?

中道:  2004年にソニーミュージックとのコラボレーションで、「GREENSTYLE エコメール便」というサービスを出しました。これは「エコメール便」で1通ごとに、送り主が1円、さらにソニーミュージックも1円、当社も1円を、「GREENSTYLE基金」(財団法人水と緑の惑星保全機構内)を通して、環境保全活動に取り組むNPOに寄付するというサービスです。従来の「エコメール便」に、さらなる環境への貢献という付加価値を付けたのです。それで、これを始める際に、ソニーミュージックが「GREENSTYLE エコメール便」のオレンジとグリーンのロゴが入った洒落たデザインを考えてくれて、なかなか話題になりました。


――類似のサービスもあるようですが、どう差別化を図っているのですか?

中道:  まず元々の「エコメール便」が非常に素朴なデザインだったので、これも「GREENSTYLE エコメール便」のように、カラフルでオリジナル・ロゴ入りのデザインに変えました。これはデザイン性を高めるのと同時に、出回り始めた類似品と差別化する意味もあったんです。今はこの「エコメール便」という名称とロゴで商標登録も取っています。

「エコメール便」の昔のデザイン。この頃は「エコメール」という名称だった

「エコメール便」の昔のデザイン。この頃は「エコメール」という名称だった

そして「エコメール便」でポイントになるのは、冊子を留めるテープなのです。しっかり冊子を留めておかなければならないのと同時に、はがす時は糊残りもなくきれいにはがれなければならない、という非常に矛盾した性質を持つものなんですよ。だからそれが上手く両立できるよう、改良を重ねています。また、乾燥時期や梅雨など湿気の多い時期など、気候に合わせて糊の細かい調合などを変えるなどして、品質維持を心がけています。

昔は類似品が糊残りして、そのクレームがうちに来る、なんてこともありました。でもそういった類似品も今ではかなり改良されてきているみたいですよ。僕はそういった類似品の存在も、相乗効果としてお互い切磋琢磨できるのでいいと思っています。もちろん、うちだって負けるつもりはないし。きれいごとを言うようだけど、そうやってこの発送方法が全国に認知されていけば、僕としては全然問題ない。こういうことは1人勝ちするようなことではなくて、広めるべきものだと思っていますから。

実際に「エコメール便」のテープをはがして実演する中道氏。確かに糊残りはなかった

実際に「エコメール便」のテープをはがして実演する中道氏。確かに糊残りはなかった

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