コンセプトはシンプルに
「無駄がない」ということ
――まず「エコメール便」と、非常に明快なネーミングではありますが、簡単に内容を説明すると、どのようなものなのでしょう?
中道 雅幸氏(以下、敬称略): 業界では「簡易包装システム」と呼んでいますが、DM冊子やカタログ冊子などを封筒に入れずに、直接専用テープを貼って冊子を閉じて、さらに宛名ラベルも直に貼って送るという方法です。これまでは、ダンボールに入れる梱包包装と、封筒による発送という2通りがありました。そこに3番目として加わったのが「エコメール便」です。封筒って、送られた人にとってはゴミになる場合がほとんどですよね。だから「無駄はなくそう」という単純な発想です。だからといって梱包や封筒を否定している訳ではなくて、要はそれ以外に“裸”で送る方法もあるよ、という提案です。サービスとしては、企業から発送物と送り先のリストを受け取って、その宛名の印字やテープの貼り付けを行ない、大手運送業者に引き渡すというもので、現在、約180社の大手企業からの受注があり、送るものは様々ですが、環境報告書やCSRレポートが圧倒的に多いです。

テープで留めるだけのシンプルな「エコメール便」
――封筒を使わないから、ゴミを出さないし、紙の製造時のCO2も抑えられますね。また封筒がないということは、それだけ軽い。もしかしたら輸送時のエネルギーも削減できるのではないですか?

オーシーエス代表取締役 中道 雅幸氏
中道氏: 使っている紙質で変わってきますが、A4サイズの書類が入るような普通の角2封筒は50g程度。「エコメール便」の冊子を止めるテープと宛名ラベルは、合わせて大体2.5g程度、つまり約20分の1の重さです。大ざっぱに例えてみると、5万冊を1台のトラックで運ぶとした場合、封筒の場合と比べると単純計算で47.5g×5万=2375kg程の差が生じます。相当な重さになりますね。きちんとしたデータを取ったことはないので明確には申せませんが、軽量になる分、輸送の際のエネルギーなどにも影響してくるのではないでしょうか。
――ちなみに、「エコメール便」は発送コスト的にも“エコ”なのですか?
中道氏: 少なくとも“封筒代がかからない”から、必然的にトータルの値段は安くなると考えていただいて良いです。もちろんそれ以外に、送料も安く抑える努力をしています。
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