グローバルウォータ・ジャパン代表 吉村和就氏(前編)日本は水で滅びる!世界で枯渇する水資源 手遅れになる前にできることは?
●「過去50年間に世界の人口は倍増し、水の消費量は4倍になった」と、2003年に開催された「第3回世界水フォーラム」では報告された。いま地球では、人口の増加と社会の発展に伴い、多くの国で水資源が枯渇しつつあり、「水戦争」ともいうべき争奪戦が始まっている。
●一方、国内に目を向けると、水道の蛇口をひねれば24時間365日いつでも水が利用でき、レストランなどに入れば“自然に”“無料で”コップに入った水が提供されるなどの状況からは、水資源が枯渇しつつあり水の争奪戦が起きているとは想像しにくい。「湯水のごとく」という言葉があるように、日本人にとって水問題への関心度は低いのが現状だ。
●しかし、「私たちの気づかないところで、既に日本も水の争奪戦に巻き込まれ、水が国家の安全保障にかかわる重要な問題となっています」と警告を発するのは、グローバルウォータ・ジャパン 代表の吉村和就氏だ。同氏は長年にわたり国際連合(以下、国連)において発展途上国の水インフラ整備などの指導に携わり、日本を代表する水環境問題の専門家の1人として世界中を飛び回っている。
●「多様な水文化と知恵、技術を生み出してきた日本こそ、グローバルな水問題における解決方法などを含めたイニシアティブを握るべき」と熱く語る吉村氏に、世界と日本の水事情と、食糧問題や安全保障にも関わるという「水資源」の問題について話を伺った。
取材・文/ナッツコミュニケーション、染谷 奈津枝、土屋 泰一 写真/佐藤 久

グローバルウォータ・ジャパン 代表 吉村和就氏
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