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東京大学 大学院工学系研究科 社会基盤学専攻 家田 仁教授(前編)これからの道路のあるべき姿

2008年5月16日

●5月13日、今国会を揺るがした道路特定財源の問題が決着した。道路財政特別措置法(改正道路整備費財源特例法)の可決によって、10年間は道路特定財源が維持される。また、2009年度から一般財源化を目指す方針も盛り込まれた。
●一連の騒動を振り返ると、道路特定財源の議論は政治的な視点ばかりが目に付いた。野党が「一般財源化」を主張すれば、知事たちは「道路不足」を訴え、さらには「税率撤廃でガソリン値下げ」という意見まで飛び出す始末。ある種のパフォーマンス大会のようでさえであった。
●道路特定財源の本来の目的は国民生活を豊かにする道路を作ることである。しかし、これまでにその目的がどのくらい達成されたのか、という議論はあまりなされていない。今後、道路をどう整備すれば、どんな豊かさが生まれるのかという具体的ビジョンも見えてこない。
●今の時代、豊かさの指標には環境も含まれる。道路を作って交通量が増えても、道路が足りなくて渋滞が発生しても、無駄な二酸化炭素が排出される。環境と調和し、生活を豊かにする道路とはどのようなものだろうか。交通・都市・国土の計画や政策を専門とする東京大学大学院の家田仁教授に、日本の道路の“あるべき姿”について、話を聞いた。

聞き手/林 愛子、染谷 奈津枝 構成・文/林 愛子 写真/佐藤 久

東京大学 大学院工学系研究科 社会基盤学専攻 家田 仁教授

東京大学 大学院工学系研究科 社会基盤学専攻 家田 仁教授

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