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多摩川源流研究所 所長 中村文明氏(後編)“源流の知恵”こそ地球温暖化を止めるカギ?!

2008年4月4日

●東京都を流れる多摩川は、江戸時代には水源として人々の生活を支えてきた。現在でも水遊びにバーベキュー、釣りに花火と、ごく身近な存在として親しまれている多摩川。だが、その源流が山梨県にあることは意外に知られていない。そして、その源流に、息をのむほど清冽な滝や、思わず畏敬の念が湧き上がるような自然があふれていることも――。
●その魅力に取り付かれ、多摩川の源流から全国の源流へと縦横無尽に渡り歩いているのが、多摩川源流研究所の所長・中村文明氏だ。自然の素晴らしさは元より、源流に暮らす人々の話を聞くことが何よりも楽しく、また勉強になると同氏は語る。源流の地名には皆、その土地の文化や暮らしが息づいており、それは同時に、かつて日本人がいかに自然と共に生きてきたかという“知恵”の表れでもあるのだ。
●「人間は自然の一部」――たった数十年前までは、当たり前だった日本人の自然観。“持続可能な社会”などと難しく考えるまでもなく、自然とうまく付き合ってきた日本人の知恵。それが今なお残されているのが、“源流”なのである。地球温暖化をはじめとする環境問題に直面する今こそ、「源流を守り、次の世代に伝えていかなければ」と言う中村氏に話を聞いた。

聞き手/土屋 泰一、蔦林 幸子 文/蔦林 幸子 写真/新関 雅士

多摩川源流研究所 所長 中村 文明 氏

多摩川源流研究所 所長 中村 文明 氏

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