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多摩川源流研究所 所長 中村文明氏(前編)“源流の知恵”こそ地球温暖化を止めるカギ?!

2008年3月28日

●川が生まれる、その瞬間を見たことがあるだろうか。たった一粒の水滴から始まる川の流れ。そこから海へと注ぐ河口まで、途切れることなく続いていく。だから「川は絆」なのだと、多摩川源流研究所(山梨県北都留郡)の所長、中村文明氏は言う。
●その“絆”であるはずの川を、人間は県境として利用したり、あるいは途中で線を引いてみたり、“分断”してきた。例えば東京都民にはなじみ深い多摩川も、その源流が山梨県にあることはあまり認識されていない。その水源の森が今、荒れてしまっていることも。そうした情報さえ届かないほど、源流と流域の間には隔たりが生まれてしまっている。
●そこで今回は、源流の重要性に早くから着目し、10年以上にわたって活動を続けてきた中村氏に話を聞いた。同氏は現在、「NPO法人 全国源流ネットワーク」など、いくつもの源流に関するネットワークで代表などを務め、全国の源流を自分の足で歩いてきた、いわば“源流のエキスパート”。その中村氏が語る、「ただ水が大事、森が大事という以上のものが、源流にはある」とはどういう意味なのか――? 前後編の2回に分けてお届けしていこう。

聞き手/土屋 泰一、蔦林 幸子 文/蔦林 幸子 写真/新関 雅士

多摩川の最初の一滴。笠取山・水干(みずひ)にて撮影

多摩川の最初の一滴。笠取山・水干(みずひ)にて撮影(写真提供/多摩川源流研究所 撮影/中村文明) (クリックすると拡大した画像が開きます)

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