写真家 石川 直樹氏 「大きな過渡期にある北極圏、その姿を残したかった」
●北極圏とは、北緯66度33分の緯線、またそれより北の地域を指し、アラスカや、グリーンランドの大部分、スカンジナビア半島北部、シベリア北部などを含む。真冬に太陽が昇らず、真夏に太陽が沈まないことでも知られている。そしてこの地域は、地球温暖化の影響が、どこよりも如実に表れていることはご存知であろう。
●ライフワークの如く世界中を周り、独自の視点で各地の風景をカメラに収め続けている、写真家・石川直樹氏は、そんな北極圏に魅了された1人だ。彼は過去10年間にわたり、北極圏の自然や人々の暮らしを写真に撮り続け、2007年に『POLAR』(リトルモア)という1冊の写真集にまとめた。その写真の数々には、細かいキャプションは一切ない。しかしながら、日本人にもよく似た現地の人々が見せる日常の表情や、温暖化の影響で土台が侵食され傾いた廃屋などの写真からは、言葉では伝わらないインスピレーションを感じる。
●そんな石川氏ヘ、我々はインタビューを試みた。北極圏の魅力や、現地の様子、さらに我々の暮らしが北極圏へもたらす深刻な影響などについて、話を聞いた。
取材・文/イデア・ビレッジ 写真/蔦野 裕

写真家 石川 直樹氏
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