ALWAYS 続 三丁目の夕日 山崎 貴 監督(前編)現代人の心の奥底に潜む昭和30年代風な暮らしへの憧憬
●明日(2007年11月3日、祝日)土曜日に公開の映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』──。2005年11月に公開され、異例のロングランヒットを記録しただけでなく、日本アカデミー賞をはじめとする数多くの賞を受賞した『ALWAYS 三丁目の夕日』の続編だ。
●前作では、ストーリーやキャストの演技だけでなく、VFX技術を駆使して、“建築途中の東京タワー”など昭和33年の街並みを完全再現したことでも話題となった。本作ではそのVFX技術をさらにパワーアップし、舞台となる昭和34年当時の「東京駅」や「羽田空港」、「空のみえる日本橋」などを再現している。
●またそれらVFXによる風景以外でも、映画の中には当時の人々の暮らし振りが、綿密な時代考証をもとに描き出されている。当時を知る人にとっては感涙ものの、また当時を知らない人にとっては実に新鮮なシーンの連続だ。
●思えば、昭和30年代といえばまだまだモノが十分になく、テレビ、洗濯機、冷蔵庫が「三種の神器」と呼ばれた時代だ。もちろんエアコンだってない。そんな中で人々は知恵を絞って様々な工夫をしながら、日々をより豊かに過ごそうとしていた。もしかすると、当時のその暮らし振りの中には、現代においてエコを実践していくうえでの、何かのヒントや気づきが隠されているのではないだろうか。
●今回「ECO JAPAN」では、前作に引き続いて監督・脚本・VFXを務めた山崎貴氏にインタビュー取材を行った。昭和39年生まれ、『スター・ウォーズ』や『未知との遭遇』(ともに1977年公開)を観て特撮監督の道へ進んだという山崎監督に、本作で描きたかったことや、当時の暮らしを描いていて感じたことなどについて、前・後編の2回に渡り語ってもらおう。
聞き手・文/イデア・ビレッジ 写真/石川 耕三

『ALWAYS 続・三丁目の夕日』監督 山崎 貴氏
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