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大阪大学名誉教授 水野 稔 氏本当の省エネルギーはどう実現する?「エネルギー代謝」を考えることがすべての鍵に

2007年9月4日

●今年の夏は冷夏の予報に反して、各地で記録的な猛暑となった。原因は日本列島を覆うようにして留まった熱帯性高気圧。長期予報では残暑厳しい秋になるというから、まだしばらくエアコンは手放せそうにない。暑さ厳しい毎日に、地球の気温が着実に上がっていると感じる方も多いだろう。
●都市部では地球温暖化に加えて、ヒートアイランド現象という問題も抱えている。大阪府は日本全国の都市のなかでも特に気温が高い。この100年間で平均気温が2.1℃も上昇しているという。
●そんな大阪の地で、ヒートアイランドなど都市の熱エネルギー問題の研究に取り組んでいるのが大阪大学名誉教授の水野稔氏だ。水野教授は自身の研究テーマを生物の代謝システムになぞらえて、「エネルギー代謝系」と命名。代謝の仕組みがうまくいっていないことが諸問題の原因だと指摘する。
●きわめてわかりやすく例えるならば、それはメタボリック症候群のようなものだ。エネルギーの摂取量が消費量を上回ると、余剰分が人体に脂肪として蓄積して、様々な健康被害をもたらす。
●ヒートアイランドの場合は、余剰な熱やエネルギーが都市に滞留して、気温上昇を招いていると見ることができる。“代謝”という独自の視点で研究を続ける水野教授に、都市の熱エネルギー問題解決のためのヒントについて伺った。

聞き手/土屋 泰一、林 愛子 構成・文/林 愛子 写真/山田 哲也

大阪大学 名誉教授 工学博士
水野 稔 氏

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