このページの本文へ
ここから本文です

東京大学名誉教授 宇沢弘文氏 高い志で危機を乗り越えてほしい

2007年7月27日

聞き手/神保重紀、写真/尾関裕士(日経エコロジー)

――地球温暖化問題について、企業や企業人としての役割をどう考えているか。

東京大学名誉教授 宇沢弘文 氏

東京大学名誉教授 宇沢弘文 氏

宇沢氏(以下、敬称略): 地球温暖化問題について、日本の企業の指導者に特に注文をつけることはない。ただし、経営者というのは個人ではなく、非常に公的な立場だ。企業はすべて社会的共通資本で、そうした大事なものをあずかっているのだから。単なる儲けだけではなく、より大きな長い目で見て、みんなが安心して生活できるような場をつくるといった高い志で、日本の経済や社会の危機を乗り越えてほしいと期待したい。温暖化対策は、日本にとっても一番大切な問題だと思う。

温暖化問題を解決するのは、個人のライフスタイルのあり方ではなく、やはり政府の政策にかかっている。特に日本の経済は自動車に完全に依存している。そこをどう変えていくかが重要だろう。

例えば欧州ではEU(欧州連合)が中心になって、都市のルネサンスを始めている。もっと伝統的なヨーロッパの生活や文化に変えていこうという大きな運動で、環境面の問題は戦後のアメリカ的な都市開発が一番大きな原因だという認識に立っている。そこで町の中心には自動車を入れず、主な都市では鉄道と路面電車を利用している。

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

記事検索 オプション

SPECIAL

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る