建築家 藤森 照信氏 インタビュー(前編)建築と自然の合体化――その困難な問題に挑戦し続けたい
●日本近代建築史研究の第一人者、藤森照信氏。彼はまた路上のオカシなものや風景をカメラで撮影する「路上観察学会」の結成メンバーとしても知られている。そんなユニークな活動を続けてきた藤森氏は、90年代に入って自ら建築作品を手がけるようになった。そしてそのオリジナリティ溢れる建築作品は、建築界に大きな衝撃をもって迎えられた。
●木、土、石、炭といった自然素材を荒々しく、かつ豊富に使った独特のつくり。またさらに『ニラハウス』や『タンポポハウス』といった、生きた植物の合体化を試みた建築など、藤森氏の手がけた作品はどれも見る者に「建築と自然との関係性」を考えさせてくれる。
● 2006年、第10回ヴェネチア・ビアンナーレ建築展では「藤森建築と路上観察:誰も知らない日本の建築と都市」が開催され、大いに話題を呼んだ。現在、東京都新宿区にある東京オペラシティアートギャラリーではその帰国展となる「藤森建築と路上観察 第10回ヴェネチア・ビアンナーレ建築展帰国展」(開催期間2007年4月14日~7月1日)が開催中であり、改めてその作品と活動に注目が集まっている。今回は、そんな藤森氏へのインタビューを前・後編にわたってお届けしよう。
(後編はこちらからどうぞ)
聞き手・文/イデア・ビレッジ 写真/石川 耕三
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