「持続可能なモビリティーへの一歩」(前編)
●今年の東京モーターショーでは、各社ともハイブリッドカーや電気自動車などの展示を充実させ、かつてないほど「環境」というキーワードに注目が集まっていた。ブースの展示だけでなく、会場となった千葉・幕張メッセの国際会議場では、財団法人日本自動車研究所の主催による『持続可能なモビリティーへの一歩』と題したシンポジウムが開催された。
●このシンポジウムは、前回2年前の東京モーターショーの際に開催された同じテーマのシンポジウムの第2回にあたる。自動車の開発者からインフラ整備の担当者まで、多方面の専門家が参加。自動車だけではなく、それを取り巻くインフラや日本の環境・エネルギー事情についてまで、興味深い内容となった。
●シンポジウムを貫くテーマとなっていたのは、電気を動力として活用する電気自動車(EV:Electric Vehicle)である。EVは、電気だけを動力とする電気自動車(バッテリーEV)だけでなく、電気モーターとエンジンを組み合わせるハイブリッド車や、水素によって自ら電力を作り出す燃料電池車など、現在のエコカーの主役となっているものまで幅広く含まれる。
●シンポジウムの前半では、経済産業省の担当者やモータージャーナリストが自動車業界のおかれている現状、今後の進むべき方向性などについて説明。さらに自動車メーカーの開発担当者が、EVやハイブリッドカーの技術をはじめ、今後の進化の可能性や課題を紹介し、持続可能なモビリティーの実現に向けて、何が必要なのかをそれぞれの立場から明らかにした。
取材/土屋 泰一、増谷 茂樹 文/増谷 茂樹 写真/新関 雅士

第2回「持続可能なモビリティーへの一歩」と題したシンポジウムが開催された幕張メッセ 国際会議場(2007年10月29日)
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