海面上昇の被害で、島が“泣いて”いる
海面上昇の被害も深刻だ。
島の内側の公的施設が建っている中心地が、海面上昇で水浸しになる。畑から海水が噴出し、塩害によって作物ができなくなってしまう。塩害でツバルは野菜がほとんど取れなくなり、輸入に頼るようになっている。だからツバルの若者はどんどん出て行ってしまい、働き手がなくなるという悪循環に陥っていると、藤原さんは海面上昇の被害を伝えた。

ツバルの様子をレポートする藤原紀香さん(右)と、後半の司会進行を務めた加藤有希子さん(左)
翌朝、隣のテプカ島を訪問した藤原さん。ここは海面上昇により島がどんどん削り取られているという。現地を訪れると、島の真ん中にしか生えていないはずのブナの木が海岸で根元から完全に倒れていたという。
「少し前には残っていたのに……と、案内して下さった遠藤さんも驚いていました。もうすぐこの島はなくなってしまうということを肌で感じました。島が、泣いていました」(藤原さん)。
続いて、藤原さんがNauchi Primary Schoolの7年生(中学1年生)のクラスを訪問した時の様子が、ビデオで紹介された。
「ツバルの子供たちは、温暖化を自分が直面する問題としてとらえています。工場などの煙を出す国に、温暖化についてもっと考えてほしいという意見を述べた子供もいました」と藤原さんは語った。
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