「Earth Day Tokyo 2007」Photoリポート(後編)
(前編はこちらからどうぞ)
●市民による一大環境イベント「アースデイ東京2007」を写真とともにお伝えするリポート企画の後編。前編では開会式の模様や、今年のテーマのひとつ「エネルギー」についての取り組みを紹介した。今回はもうひとつのテーマ「食」についての「アースデイ東京」らしい、個性的な取り組みを中心に紹介しよう。
●たくさんの屋台が軒を連ねる会場内の光景は、一見普通のお祭りと変わりない。しかしよく見て見ると、そこには環境イベントらしい様々な仕掛けが施されていて実に興味深かった。食と環境のつながりをダイレクトに感じさせてくれる試みがたくさん見られた。
「食」と「環境」の関係を考えさせてくれる試みの数々
「アースデイキッチン」と題された催しには、人気のオーガニックレストランが屋台形式で多数、出店し、遺伝子組み換え作物を使わないなど、身体を気遣ったメニューを販売していた。各店のメニューを通して、「地産地消」や「旬の食材の使用」といったことが、いかに環境保護に役立つかを訴えるのが狙いだ。
その意図を明確にするユニークな試みの1つが、各レストランに表示された「フードマイレージ」と「排出CO2量」である。「フードマイレージ」とは、食材が運ばれてきた距離のことで、各メニューに含まれる食材すべてにかかった距離の平均値が出されている。CO2の排出量は、その「フードマイレージ」を基に算出したものだ。
それを見ると、例えばスイーツ1つとっても、小麦粉は国産でもシロップやフルーツが外国産なら、たったそれだけで輸入のために膨大なCO2を排出してしまうのだと分かる。普段は何気なく食べている食品が、それが作られる過程において、どれだけ地球温暖化に影響を及ぼしているかを知ることができて、実に興味深い。
ただし、これらの表示は必ずしも正確なものとは言い難い。例えば食肉については、国産であっても、その飼料(海外からの輸入品であることが多い)にかかるのマイレージは加算されていないし、また「排出CO2量」についても、調理に電気やガスによる排出量は含まれない。ここに表示されていた数値はあくまで目安でしかないということだ。だが、それでも「遠くから運ばれたものではなく、その土地の食材を食べる」ことが、いかに環境保護につながるかをアピールするには十分に説得力のある試みだろう。

各メニューの「フードマイレージ」と「排出CO2量」を一覧できる。
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