「環境報告書に見る京都大学の環境への取り組み」(後編)
(前編はこちらからどうぞ)
●地球温暖化防止に向けて注目されているのが、大気中の二酸化炭素(CO2)の増減に影響を与えない“カーボンニュートラル”なバイオマス資源である。エネルギー化の過程において地中に封じ込められたCO2を、燃やすことで大気中に排出する石油エネルギーと異なり、バイオマスが排出するのは生育過程で体内に取り込んだCO2だけである。このため温暖化にはつながらないとされる。
●バイオマスとして従来取り上げられてきたのは、家畜の排泄物や生ゴミ、廃食用油である。加えて今、注目されているのは資源作物と未利用の林材だ。これらはクリーンなエネルギー源であるだけでなく、農業や林業の活性化にもつながると期待されている。
●そこで、京都大学で開催されたシンポジウム「環境報告書に見る京都大学の取り組み」の後編となる今回は、バイオマスの利活用に焦点を当てた第二部の模様を分かりやすくお伝えする。
取材・文/板垣 朝子、写真/佐藤 久

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