「FC EXPO2007 第3回 国際水素・燃料電池展」Photoリポート(中編)
●クリーンな新エネルギーとして注目を集める燃料電池。業界では世界最大級となる技術展「FC EXPO 2007 第3回 国際水素・燃料電池展」を、写真とともに3回にわたってリポートする第2回。
●最新の燃料電池自動車を中心に紹介した前編に続き、今回は、今まで以上に燃料電池が身近に感じられるシステム・機器などを展示した企業を中心に紹介する。燃料電池は乗り物に限らず、我々の生活に幅広く浸透しようとしている。それが家庭用燃料電池システムの開発であり、また携帯電話などモバイル機器への活用だ。
■東京ガス「家庭用燃料電池 ライフエル」
東京ガスでは、「ライフエル」という世界で初めて市場導入された、高い環境性能を持つ家庭用燃料電池システムを展示。これは燃料電池を使って自宅で発電し、同時に生まれる熱でお湯を沸かすというもの。1つのエネルギーから2つ以上のエネルギーを取り出す「コージェネレーションシステム」と呼ばれるもので、エネルギーの有効活用として大きな期待が寄せられる。
ライフエルの水素原料となる都市ガスは、化石燃料の中でも二酸化炭素の排出量が最も少ない天然ガスで、二酸化炭素の排出量削減によるヒートアイランド現象の抑制という面でも注目度が高い。取り出された水素は燃料電池のセルスタックで空気中の酸素と化学反応し、水の電気分解と逆の原理で発電するシステムである。
また、発電の際には、従来の発電所ならば捨てられている熱を利用してお湯を沸かす。各家庭における電気とお湯の使用パターンを学習し、需要に合わせて自動運転する機能も搭載しており、実に効率的だ。
これでもう、「お湯を使うのはもったいないから、台所の洗い物は水で我慢しよう」などと考える必要もなくなる。地球環境だけでなく、家庭生活にも優しいクリーンエネルギーの使い方だと言える。

「ライフエル」のベースとなるのは、水素と酸素の化学反応による発電。その際に出るのは電気と熱と水だけ。
▼参考Webサイト
東京ガス
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