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温暖化は防止できる? ディーゼル乗用車の復活(後編)

2008年7月17日

今週は、コメントへのReplyの週です。いつも活発な意見をありがとうございます。

コメント:ディーゼルエンジルに対しては、二つの考え方をしている。

一つは、悪いイメージで見るのは止めた方が良い、ということ。新技術により排気が良くなるなら歓迎すべきだ。ただし、従来は、排ガス規制がガソリンエンジンに比べて緩かったので、同等となるよう努力して欲しい。

もう一つは、ディーゼルで小型車は作れるのだろうか、ということ。ディーゼルエンジンは、大きく重くなる欠点がある。現在の小型車並みの25km/L程度の自動車も作れるのか?そうでなければ、日本での普及には限界が出るだろう。

(風船、2008/07/10)

reply:排ガス規制については、酸性雨や光化学スモッグの原因になる「NOx」といわゆる黒煙「PM」(Particulate Matter:微小粒子状物質)が問題になります。以前はSOxも課題でしたが、こちらは石油会社の精製技術が進み、ほぼ問題は解消しています(SOxは燃料中のイオウ分によって発生するのに対して、NOxは大気中の窒素が原因)。

現在の規制である、欧州(ユーロ4)と日本(新長期規制-2005)では、日本のNOx規制の方が厳しく、欧州のディーゼル乗用車は、欧州ブランド、日本ブランドとも、そのままでは日本に持って来れない状況でした。そんな中で、米国と日本がさらに厳しい環境規制を発表し(Tire2 BIN5とポスト新長期規制-2009)、乗用車と同等のNOx、PM規制を発表したことから、ある意味、ゴールが見えた、と覚悟が決まったのかもしれません。

欧州も次期規制(ユーロ5案)を発表していますが、規制値は日米よりゆるいものです。欧州では都市の密集度が低いために、NOxがスモッグ化することが少なく、ディーゼルのメリットであるCO2削減が優先されているのでしょう。とはいえ、最近ではディーゼル乗用車が増えすぎて、パリなどでも目が痛いという状況になっているようなので、日本並みの規制が行われる可能性もあるでしょう。ディーゼルエンジンに注目が集まっているのは、このような規制強化の動きと連動しています。

現状のディーゼル乗用車は、以前より格段にクリーンになったものの、NOx、PMではガソリン車に劣っている一方、CO2は10〜30%削減可能。2009年規制に対応すれば、ガソリン車と同等になり、CO2削減メリット(と燃費削減)を享受できる、ということになります。

排気量については、以下にコメントします。

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