温暖化は防止できる? 「石炭を使わない」(後編)
3月に入りましたが、気温が低めの日が続いています。例年なら、もう出てくるはずのフキノウトウも、まだ土の中です。温暖化が問題になっているので、冬らしい冬というのはほっとするようなところもあります。
一方で、「地球温暖化」というよりは、世界的には「気候変動」という言い方の方が一般的だったりするとおり、必ずしも「温暖化」するというものではなく、場所や季節によって、温暖化、寒冷化、乾燥化、降水量増加というように、今までとは違う気候状態になることこそ問題です。
日本には古くから歳時記があり、1年を24の季節に分けて自然の動きを説明していますが、これも、毎年の気候が安定しているからこそ、成り立つものです。年ごとに気候が大きく変動する時代になっていく、ということかもしれません。
コメント:IGCCに関して触れていないのは何故?
CO2地中貯留に関して,超臨界CO2の研究の実態は?
なんか一方的で,抜けが多すぎる気がします。
(sorrel、2008/02/28)
reply:ご指摘ありがとうございます。IGCCとは、石炭やアスファルトなど、低湿の燃料をガス化して、「コンバインドサイクル」と呼ばれる高効率の発電を行う設備の総称ですね。たしかにIGCCを使えば、一般的な石油火力発電よりも高効率で、CO2発生量も少なくなります。
しかし、同じコンバインドサイクルで燃料を石油や、さらに石油ガス(LPG)、天然ガスにすれば、CO2発生はさらに抑えられますから、選択可能なら、石炭よりガスの方がCO2排出削減につながることには代わりはありません。
とはいえ、石炭は圧倒的に資源量が大きいこと、コストが安いという点がありますから、石炭の利用をいっさい否定するという考え方がいいのかというと、意見が分かれるところだと思います。
CO2貯留技術については、現在いくつ可能方法が研究されているところで、実用化にはまだ時間がかかる段階です(実用化できるかどうかも、はっきりしていないというのが僕の見方です)。よって、その貯留技術のひとつである「超臨界CO2」という方法について、詳しく説明することは、このコラムでは避けています。考え方として、「CO2発生が多い石炭を使うなら、CO2貯留技術とセットにしなければならないだろう」という点を、押さえておきたいと思います。
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