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温暖化は防止できる? 「環境価値がついた消費」(後編)

2007年10月12日

コメントをいただいているので、replyから。

コメント:一番合理的で、簡単なのは、消費税に上乗せして徴収する事です。消費税は、逆進性が高いとかいろいろな批判もありますが、しくみ的には合理的です。リサイクル費用とか、環境税など制度を複雑にするのでなく、すべて消費税から徴収すれば、しくみもわかりやすく簡単です。環境破壊の全ては、消費することにより始まります。

ですから、消費税から徴収していれば、リサイクル料にしても温暖対策費にしても全て賄えますから、ゴミを捨てる時も費用を負担する事無く全て行政で行う事ができます。ゴミを排出するのはなぜかよく考えてみましょう。モノを買うからです。モノを買わなければ、ゴミは発生しません。

しかも、消費税が高くなければ、無駄な消費を抑制する効果もあります。環境税の賛成派が50%を超えた(世論調査)現在、消費税として徴収するのがよいと思います。リサイクル料などと廃棄の際に徴収するやり方は、不法投棄を増やす事にしかなりません。この事実は政府も認識しており、リサイクル料の値下げも決めましたが、廃棄する時に払うよりモノを買う時に払った方が心理的に楽なのが普通です。

ゴミを処分する時はお金を払って下さいという考え方は、お金が無い人はゴミを捨てないで下さいと言っているのと同じ事です。対象を絞って影響範囲を押さえようとした結果、消費者の心理を無視したひどい制度になっています。消費税から徴収する事で問題になるのは、使途や配分でしょう。役人が使途を決めているだけに、余った税金は無駄に使われてしまうのはどうしようもないですがね。

(消費税、2007/10/09)

reply:「消費税」さんのご指摘はまったくその通りだと思います。消費税に上乗せするのも、ひとつの考え方です。環境コストは、広く薄く負担するべきでしょう。しかし、消費税という方法にもデメリットがあり、他の方法とどちらがいいか、議論が必要です。

環境のための税という場合、「どの環境問題を解決するのか」によって考え方が変わります。最も重要な地球温暖化、つまりCO2排出抑制に焦点を合わせるなら、同じ消費でもCO2発生の少ない消費とそうでない消費があり、発生の多い消費には税を厚く、少ない消費には税を薄くするのが本来の姿です。そうでないと、何を消費しても結局負担は同じということになり、環境悪化の少ない消費の形に変化させていくことができません。

わかりやすい例でいえば、エタノールやバイオディーゼルなど、CO2発生の少ない燃料に、ガソリンや軽油と同じ消費税をかければ、環境目的とは言えなくなります。バイオディーゼルにも課税し、その税をバイオディーゼルの普及のために使うという使い方になったりすると、かえって複雑なことになりかねません。

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