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フェアトレードコーヒーを買ってみる(前編)

2007年5月17日

コーヒーは日本人の生活にすっかり定着した飲み物です。ここ数年、我が家で飲むコーヒーは決まった店で買っていたのですが、たまには変えてみようと思い、いくつか調べてみました。すると、思っていたよりずっと多くの、「フェアトレードコーヒー」と出会えたのでうれしくなりました。

実際に買ってみると、数年前と比べると、値段がかなり安くなり、普通のコーヒーとそれほど変らない値段になってきました。味の方も、おいしいかどうかは好みがあるとして、品種や焙煎、挽きなどにバリエーションが増え、買いやすくなっています。

では、フェアトレードコーヒーは、本当にいいのでしょうか?

今回考える、エコについての疑問/意見

最近、フェアトレードコーヒーがあちこちで目につくようになりました。スターバックスでは以前から扱っていましたが、イオン(ジャスコ)などでも見かけます。フェアトレードって、何がフェアなんですか?

フェアトレードとは、言葉の通り、「公正な貿易」を意味しています。ということは、普通の貿易はフェアじゃないの? そうです、アンフェアな要素がけっこう含まれているのです。

一般的に、コーヒーの生産の現場は、けっこう悲惨なことになっています。コーヒーの実は、手で収穫されるために、大量の労働力が必要です。そして、コーヒーの生産地は赤道周辺の熱帯地方、つまり途上国がほとんどなので、労働力は各国の貧困層が従事することが多いのです。特に先住民は、支配階層になれないことが多いので、教育機会も乏しく、単純労働につかざるを得ません。

コーヒーの価格は天候や国際相場に左右されるので、支配階層である農場主や、コーヒーを買い付ける仲買人、商社などは、極力安く買いたたき、相場の変動による損失を防ごうとする行動に出ます。そうなると、価格相場にかかわらず、現地の労働賃金は慢性的に安く据え置かれ、相場が上がって利益が出るときも、その利益は流通段階が主にとってしまうことが多いのです。コーヒーの生産地では、大人だけでなく、子どもの労働もしばしば見られ、教育を受けられないことによって、貧困から抜け出られないという、悪循環も引き起こしています。

こういった人的・社会的側面だけではなく、環境面にも悪影響があります。生産価格が安く据え置かれるということは、生産性を上げるために安易な方法がとられがちだということを意味します。

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