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里山〜人の営みが昆虫を豊かにする(後編)

2007年2月23日

いろいろコメントをいただき、ありがとうございます。

こちらも勉強になります。引き続き、一緒に考えていきたいと思います。

コメント:実家の方で、製材所がなくなってから、カブトムシやクワガタがめっきり減りました。自然環境というのは、昆虫に対しても厳しいもの。人の生活の中に昆虫がすごしやすい環境が存在することもあるでしょう。里山を『人の都合のいい』といった言い方をする人もいるようですが、共生環境としてより豊かな生態系であることが望ましい『自然』ではないでしょうか。

(Snery、2007/02/19)

reply:よくわかります。人の活動が加わって自然が変ることはよくあり、それが「環境破壊」としてニュースになるわけですが、反対に、人の活動が止まることによって、自然が変ってしまうことについては、たいてい「環境破壊」とは言いません。でも実際には、Sneryさんの言われるとおり、人が活動をやめることで、住みかを失う生き物たちもいるのです。製材所や、カブトやクワガタにとっては、かなりうれしい住みかだったのではないでしょうか。

僕は秋から冬にかけての時期、ストーブ用に薪割りをするのですが、伐採と薪割りのタイミングで、2〜3か月丸太のままで放置してしまうこともよくあります。そんな木を割ってみると、木の繊維に沿ってきれいにベッドをつくって寝ている、(たぶん)カミキリムシの幼虫に会ったり、丸太の下の地面に、きれいに寝床をつくっているクワガタの幼虫にあったりします。運良く斧を逃れて生きている場合は、オチバンクに引っ越ししてもらうのですが、彼らはちょっとした時間に、どこからともなくやってきて、居心地のよい場所に住みつくのですね。そのめざとさには、驚かされると同時に、人の活動のちょっとしたすきまをうまく利用する生き物の知恵に、なるほどと感心させられます。

コメント:パコさんはセカンドハウスを持っているのですね。うらやましい限りです。でもやはり都会人なのですね。この記事を読んで、もっと生き物を深く見て欲しいと思ったので書き込みをしました。ニジュウイチホシテントウやフタホシテントウというのはナミテントウのことでしょうか? だとするとハーブを食べることはないことと思います。カメムシはどのような口を持っているかご存じでしょうか? 「植物がない庭」にも、種類は少ないですがそのような開けた環境を好む虫がやってきていたはずです。いろいろな環境にそれぞれ適応した昆虫がいるものです。「八ヶ岳の家の回りも同じような、というよりもっと深い雑木林なのに、虫たちがあまりいない」、勝手な想像ですが、それはきっといわゆる里山の雑木林ではなく、八ヶ岳の周りに多い荒れたカラマツの植林ではないでしょうか? 八ヶ岳の周囲というのは案外古い集落(里山環境)が少ない一方、自然植生も少ないところです。願わくはいろいろな図鑑を手元に置いて、いろいろな生き物をよく見てどのように生きているか知ってもらえるとうれしいです。

(Plusiinae、2007/02/20)

reply:僕は東京生まれの東京育ち、里山歴はたかだか数年です。知らないことの方が多いですから、ぜひいろいろ教えていただきたいと思っています。確かに前回の記事は、ミスがありましたね。ハーブを食べてしまうのは、カメムシとカナブンで、それ以前のテントウムシ関係は食害の問題より、家の中で越冬・産卵して、うっとうしいという視点で書かなければいけませんでした。ご指摘ありがとうございます。

我が家の周囲は、カラマツではなく、クヌギ、コナラを中心とする里山林です。カラマツはほとんどなく、アカマツが自生します。集落の古さについては近くに鎌倉時代と案内板がついた遺跡があるので、それなりに古くからの集落だと思います。

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