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自転車をもっと活用するには?(後編3)

2006年3月10日

今回もたくさんのご意見、ありがとうございます。

このテーマは4回にわたって議論してきましたが、今回でいったん終わりにしようと思います。ただ議論がつくされていないようなので、また切り口を変えて、別の機会に扱おうかなと思っています。

前々回(第15回)までに対する意見が、賛成の人、反対の人がかみ合わなかったので、前回(第16回)で議論のポイントを示してみたのですが、やはりそれぞれが自分の立場で考えている印象です。僕が読者の皆さんと考えたかった方向にうまくリードできていなかったようです。

僕が前回提示したテーマは、

徒歩→自転車、バス・電車→自転車では、環境面でのプラスにはならない。クルマから自転車へのシフトが起こせるかどうか。そのためには何が必要か。

という点でした。これに対して、たとえばこんな意見が来ています。

コメント:自転車乗りの大部分を占める、ママチャリオバさんと未成年からの意見が反映されないなら、この議論自体が無意味では?そうして見ると、パコさんが大きく広げてきた「環境負荷」という一般論的問いかけは、そぐわないです。議論が空回りしているのを危惧します。

(ラ・ピスタ新橋、2006/03/06)

コメント:仮に、徒歩・バス・電車で通勤している人が全て自転車通勤に変えたら、化石燃料消費・大気汚染といった意味では、環境面では間違いなくプラスになります。そうとわかっているのに、なぜ徒歩・バス・電車から自転車への転換が起きないのか。自動車通勤をはるかに上回る交通渋滞が起こるという事です。

(ねこ、2006/03/06)

reply:どちらの意見も、結論に当たる部分は確かにその通りなのですが、僕が読者と一緒に考えたかったことと外れています。僕は「今クルマに乗っている場面で、自転車に乗りたくなるような仕組みをつくることはできるか?」という点を考えたいので、徒歩やバス・電車からの自転車への移行を考えているわけではありません。

それにクルマから自転車への移行を考えるときに、「ママチャリや高校生チャリ」からの意見が必要という指摘も、よくわかりません。今クルマに乗っている人が自転車に移行するかどうかを考えるときに重要なのは、今クルマを使っている人の意見や、そういう場面を想定しての意見があればよく、「ママチャリや高校生チャリ」ユーザーの意見は、基本的には不要でしょう。クルマユーザーが自転車に移行すれば、自転車の利用台数が増えて、歩行者が困るというのならわかりますが。

また、ぼくは「すべての車利用が自転車になればいい」とは思っていないし、そういう話をしたこともありません。クルマを使おうかなと思ったときに、「自転車もいいな」と思う人が、10%でもいれば、それだけでも環境面には大きなプラスになります。また自転車のみですべてすむものではないでしょう。クルマから自転車へのシフトを、限られた場面であったとしても、おこすことができないか、というのが僕の問題意識です。

という点で言えば、クルマを使っている人や使う場面で、そのうち「こういうときには自転車を使えそう」とか、「もしこうなれば、自転車よりクルマの方が便利といえるかも」という意見があれば、参考にできる人がいるのではないでしょうか。

僕の使い方でいえば、やはり一人での移動の時はクルマを使わないことにしているし、交通のアクセスが悪いところ、直線距離は近いのに、交通機関を使うと乗り換えなどで時間がかかるところには、自転車が便利です。とはいえ、難点もあります。駐輪スペースの問題と、天候の問題です。いった先に駐輪スペースはないけれど、駐車スペースはあるということも多く、クルマで行ったほうが便利なんて、なんかおかしい」と感じることが多い。この点をなんとかできないでしょうか。

また雨が降りそうなときも自転車が使いにくいのでこの点も、何かいい解決策がないかと常々思っています。雨でも効きのいいブレーキ、ちょっとした雨なら濡れにくいカウル、濡れてもさっと水が切れるサドル。いろいろ改良できそうな気がします。

もうひとつ、よく感じるのは、自転車の空気入れ。自宅で入れていくのがいちばんいいのですが、忘れてしまうことも多く、気軽に無料で空気入れが使える場所があるといいなと思うことが多々あります。僕の場合は、1か所、スーパーマーケットの自転車売り場で無料で貸し出しているので、この近くを経由するときは、利用することが多いのですが、皆さんはこの点は気にならないでしょうか?

next:「自転車に乗る事」は好きですが…

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