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環境問題解決にはコストが必要なのか(前編)

2006年1月13日

年が改まりました。あけましておめでとうございます。今年も、環境の連載に力を入れていきますので、よろしくお願いします。

今年最初のテーマは、環境問題の解決とコストの関係です。

■今回考える、読者からの意見

環境商品(サービス)はどれもお金がかかるものばかりです。環境問題を解決するためには、ある程度のお金は必要だと思いますが、本当にお金をかけないと出来ないことなのでしょうか。

環境問題への関心は、どんどん高まっています。それに呼応するように、環境負荷の軽い商品も市場に出てくるようになりました。環境によいことをしたい消費者と、それを提供する企業の考えはかみ合うようになってきて、環境商品の売れ行きも伸びています。

しかし実際のところはどうかというと、環境商品でブレイクしたといえるのは、省エネタイプの冷蔵庫やエアコンなど、一部であって、社会的に目立つ存在にまではなっていません。その大きな理由が価格の高さです。環境によい商品は、どうしても割高になってしまいます。限られた収入の中での消費ですから、価格の低いものを選びがちなことを責めることはできません。それもひとつの判断です。

価格が高いことは購入を控える理由のひとつになりますが、もうひとつの理由は、価格が高いことについて、納得ができない、というが上げられます。高いものであっても、高い理由を理解することができれば、そうでない場合よりは購入の動機になると考えるからです。

「理由がわかってもわからなくて、高いものは買わないよ」と思う方もいるでしょうが、そうでしょうか。環境経営のセミナーをやっていて、よく例に出すのは、高級ブランドです。たとえばバッグという商品で見ると、バッグに数万円、数十万円の金額を出すのは、かなりの高額です。しかしヴィトンをはじめとするブランドバッグを買う人は珍しくなく、そういった人たちにとっては、ヴィトンのバッグが高い理由やそれを持っていることのステータス性などの意味合いといった情報があることで、あえて高いものを買おうという意欲につながっていると考えられます。

環境商品についても、高いのならなぜ高いのか、環境によいもののために余分なお金を出す意味やステイタス性を説明できれば、高くても進んで支払いたいという人は、もっと出てきても不思議ではないのです。

next: では、そもそもなぜ環境によいものは…

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