レジ袋有料化をどう考えるか?(後編)
今回のテーマは身近なものだったこともあって、コメントが多かったですね、ありがとうございます。僕自身もいろいろと学ぶこともできました。
紙面の都合で、すべてのコメントに応えられないのですが、重要なポイントに絞りながら考えましょう。
なお、蛇足ながら、僕の名前に「先生」をつけていただく必要はありません、普通にpacoさんとでも呼んでいただければと思います。あくまで、読者のみなさんと同じ目線で考えていきたいと思っています。
コメント:先日もどこかのアンケートでレジ袋を有料化する場合の金額はいくら位が妥当かというものがあり、大多数の方が5〜10円と答えていました。これを見た時に本質がかけているなと思いました。確かに袋の単価から考えるとその程度が妥当だと思います。しかし、私には“これくらいなら払ってもいい”という金額であるかのように思いました。
(とよじさん)
コメント:私は、バコ先生や、とよじさんと違い、5〜10円でレジ袋を有料化すべきだと思います。この話は、レジ袋の有料化の目的をどう捉えるかにおいて、2つに分かれると考えております。(1)ゴミ(レジ袋)の総量を減らす、(2)ゴミの量に限らない、環境対策への資金──です。
(1)の考え方である場合は、バコ先生のいうようにレジ袋を50円くらい高い金額に設定し、レジ袋を利用することへの抵抗感を生み出せることが有効だと思います。しかし、この場合、金額が高すぎるために消費者の利便性を損ないすぎてしまうのではないでしょうか?
(よしのさん)
reply:袋の有料化自体については、今回は「賛成」の方が多かったのですが、値段については意見が分かれました。5〜10円程度、原価に近いものと、50円程度の「抵抗感」を狙った値付け。たしかにどちらの考え方もあると思います。
ひとつ重要な点は、いずれにせよ、その料金から、袋の原価を引いた金額は、「環境税」に当たる公共的なカネと考えられるので、何らかの方法で環境をよくするための資金に回せる仕組みをつくる必要があります。店の儲けにそのまま組み込んでしまっては意味がありません(利根川さん、ご意見ありがとうございます)。
その上で、10円と50円、どちらがいいかという点で言えば、お隣韓国では、確か50円程度に相当する金額で有料化していたと思います(正確な数字を記憶していないのですが)。欧州でも、スイスの事例を報告していただきましたが(「主婦じゃないけど」さん、ありがとうございます)、欧州でも高めの設定になっています。
とはいえ、こういう金額は仮説が立てにくいので、できれば「先行実証実験」として、2〜3パターンの値付けをして検証するとよいと思います。やや乱暴ではありますが、高速道路の料金なども「社会実験」と称してお試し価格が行われる時代ですから、告知を十分すれば、有効だと思います。目的は、やはりムダな袋はもらわないことなので、5円でももらう人が減れば、それでよいわけです。
next: だいたいゴミの減量が目的であれば、昔のように…
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