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質素な生活って、どんなだろう?(前編)

2005年11月18日

今週は奇数の週なので、新しい「読者からの意見/疑問」について考えてみましょう。

■今回考える、読者からの意見

環境対応製品が次々に出てくるが、「今使っているものを大切に使用する」
「質素な生活に切り替える」などの基本が全く崩れているのではないか?

環境によい「モノ」との付き合い方を考えるキーワードとして、3R、あるいは4Rという言葉があります。Reduce→Reuse→Recycleという3つのRの頭文字をとって3R。さらにこのいちばん前にRefuseをつけて、4Rという場合もあります。

「ことわる」→「減らす」→「再利用する」→「素材を再資源化する」

この順で、左に近い方から実施した方が、環境負荷の低減に効果がある、という原則です。この4Rの考えに従えば、読者の言うように「質素な生活」をすることは、最初のふたつのR、RefuseとReduseを実行することであって、いちばん環境負荷を低減する力があるというのもうなづけます。

その一方で現在のところ、環境について見聞きすることは、「省エネカー」「省エネ冷蔵庫」や、「廃棄したときに自然に帰しやすい生分解性プラスチック」といった具合で、「仕様を減らす」のではなく、同じように使いながら、あるいはもっと使っても、「あんまり環境には悪くないですよ」というものが多いのは事実です。読者の指摘は、まさにその点をさしているのだと思います。

実際、今の、日本人を含めたの先進国の生活は、有り余るモノやサービスに囲まれて、不必要なものがたくさんあります。電車やバスですむのにクルマに乗ってしまうのもそうだし、魚を買いたいのに、スチロールトレイとラップまでついてくる、というのもその例でしょう。いらないのについてきたり、あるからつい使ってしまったり。本来はなくてもよいものが多すぎると感じるのは、自然な感情といえそうです。

そんな気持ちを背景にして、「いらないモノを押しつけないで」という行動に出ている人も、少しずつ出てきました。たとえば、魚や肉を買ったときについてくるスチロールトレイですが、スーパーマーケットをでるときに、この白いトレイを捨てていく人が登場しています。ラップをはずして肉や魚をラップに包み、トレイはリサイクルボックスに入れてしまうのです。

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