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第6回 宇治橋渡始式(うじばしわたりはじめしき) 三代夫婦の渡女を先頭に時代絵巻

2008年11月14日

矢野 憲一 氏

「遷宮近づく前奏曲」2009年に宇治橋が新しく

内宮の入り口、五十鈴川に架かる宇治橋も、式年遷宮と同様20年ごとに架け替えられる。今回は平成21年(2009年)11月3日午前10時と決定した。

なおこれに伴う行事予定も決まった。

● 宇治橋修造起工式(うじばししゅうぞうきこうしき)  平成20年(2008年)7月26日
架け替えに際し工事の安全を祈願する

● 仮橋修祓(かりばししゅはつ) 平成20年(2008年)12月27日
仮橋の完成後に安全を祈り、榊と御塩の祓具を用いて祓い清める

● 宇治橋万度麻奉下式(うじばしまんどぬさほうげしき) 平成21年(2009年)2月2日
古い橋の解体にあたり、擬宝珠(ぎぼうし)の中に納めてある万度麻(まんどぬさ)というお札をお下げする


そして前回の第61回式年遷宮と同様、文化の日に新たな橋の渡り始めとなる。

宇治橋は全長102メートル、長さ8.4メートル、橋の両端に2つの大鳥居がある大橋である。鎌倉時代からあったようだが、現在と同じようなサイズや形になったのは500年前の室町時代末であろう。

昔は朽損すればその度に建替えていたが、近世になってから式年遷宮の年に合わせて行なわれることになっていた。ところが昭和24年(1949年)に行なう予定だった式年遷宮が、終戦のため無期延期になった。御正宮はできないが、せめて宇治橋だけでもと、この年に架け替えがなされた。

その後、4年の延期を経て1953年に第59回式年遷宮がなされ、この時から遷宮の4年前が宇治橋架け替えの恒例になった。


結果としてこれは良かった。遷宮の年に同時進行だと大工は大変だし、関係者も多忙のときだ。何より4年前だと「遷宮近づく前奏曲」になり前宣伝にちょうど良かった。


前回の宇治橋渡始式(うじばしわたりはじめしき)は平成元年(1989年)11月3日に行なわれた。文化の日はいつも菊日和といわれるように天気は最高、人出は13万人にも上った。宇治橋の守護神である饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)に、めでたく橋が完成したと報告し、そのあとにいよいよクライマックス、旧神領地内から選ばれた三代夫婦が渡り始めする。

宇治橋渡始式にて、饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)の前で橋の完成を報告し、安全を祈る(画像提供:神宮司庁)

宇治橋渡始式にて、饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)の前で橋の完成を報告し、安全を祈る(画像提供:神宮司庁)
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