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第48回 Zoom-Zoomとエコの両立を目指すマツダの新技術

2008年11月11日

モータージャーナリスト=清水 和夫 氏

2015年までにグローバルで燃費を30%向上

「Zoom-Zoom(ズームズーム)」の合い言葉で元気がよいマツダから、いくつか気になる環境技術が発表されている。今回は次世代自動車に欠かせないと思われる技術に注目してレポートしよう。

マツダは2007年3月22日にさらなるCO2削減を掲げた「サステイナブル“Zoom-Zoom”」を宣言し、地球環境と交通環境の持続可能性を基本にした環境技術の開発計画を発表した。そして2008年6月23日には2015年までにマツダ車の平均燃費を2008年比でグローバルに30%向上させるという数値目標も発表している。

この30%という数値は欧州で施行されるCO2排出量規制120g/kmを視野にいれたものだ。2007年度の欧州で販売しているマツダの平均燃費は170g/km。ここから30%改善すると120g/kmに届く計算だ。しかし、マツダの発表は“グローバルに”CO2を30%削減するという厳しいもの。大きなミニバンやSUVの燃費をどう改善するかがキーポイントとなるだろう。

マツダの環境技術の特徴は他にもある。単にCO2を削減するだけではなく、走る愉しさのアイコンである「Zoom-Zoom」と共存することができるかどうか。「エコとZoom-Zoom」の両立こそがマツダの個性となるだろう。2015年までに「Zoom-Zoom」を柱とし、「安全と環境」を両輪で支える商品コンセプトがフルラインアップされるかどうか、自動車メーカーとしての生き残りをかけた「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」なのである。

本稿で取り上げる技術は、先日マツダのテストコースで試乗した新型クリーンディーゼルとアイドルストップ機構だ。取材のために広島県の山岳地帯に位置する三次のテストコースを訪問した。このテストコースには日本の自動車メーカーとしては早くに作られたハンドリング路がある。右に左にと交互にハンドルを切り返すS字カーブは、クルマの安全性や操縦性を評価するのにうってつけだ。

今回試乗したディーゼルとアイドルストップ車両は次期モデルに搭載される技術なので、未完成な部分もあるが、そのポテンシャルを理解するには十分な試乗であった。

新型ディーゼルエンジンを搭載した「Mazda6(日本名はアテンザ)」

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