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CO2排出量99g/kmを達成するディーゼルモデル

エコ性能についてはどうか。

エンジンはガソリンTSIのツインチャージャー160馬力とシングルチャージャー120馬力から選べる。そのどちらも多段化した7速DSGと組み合わせるので、加速性能に不満はない。200km/h近い速度で走行するなら160馬力のツインチャージャーが欲しいが、日本では120馬力でもパワー不足は感じない。1.4TSIと7速DSGの組み合わせはゴルフ5のトレンドラインで搭載されているが、日本の高速走行では「シビックハイブリッド」を凌駕する燃費性能を示す。高速移動でもリッターあたり15kmは走ることが可能だ。

このパフォーマンスがゴルフ6にも受け継がれていることは間違いない。そしてディーゼルであるが、TDIは今回驚くほど進化している。エンジンの大きな変更はなく2009年から施行されるユーロ5へ対応する排ガス性能を実現しているが、ディーゼル特有の振動が大幅に減少した。エンジンマウントやフロントガラスの共振を抑えることで、車体への振動を抑えたという。

ディーゼルはトルクが太いので6速DSGと組み合わされるが、TSI以上のプレミアムな走り味になったことが印象的であった。早く日本にTDIを導入して欲しいと思った。

新型ゴルフ6は来年の春先に国内でデビューする予定のようだが、パリサロンで発表したゴルフ6のブルーモーションディーゼルがとても気になる。

この先進的な1.6リッターのクリーンディーゼルはゴルフに搭載しても、CO2排出量が99g/kmという値を達成すると発表しているのだ。「smart」のディーゼルモデルが88g/km、トヨタ「iQ」のディーゼルモデルが104g/km(欧州で発売されるDPF付きモデルの場合)であることを考えると、ゴルフ6のサイズで99g/kmは驚異的な燃費性能なのである。

新型ゴルフ6は洗練度を増してデビューを果たしたが、先進的なクリーンディーゼルとプラグインハイブリッドが仲間に加わることを考えると、これからもゴルフから目を離すことはできそうもない。

新型ゴルフ6の試乗会の模様は私が主催する動画サイトでも見ることができるので、興味のある方はアクセスしていただきたい。

ゴルフ6

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清水 和夫(しみず・かずお)

プロフェッショナルなレースドライバーとして国内外の耐久レースで活躍する一方、自動車ジャーナリストとして活動を行っている。ドライビングを科学的に分析する能力はクルマの正確な評価にも生かされ、シャープな論評は支持者が多い。

ジャーナリストとしては国内だけでなく、海外にも活動を広げ、自動車の運動理論、安全、環境、ITSのみならず、自動車国際産業論にも精通し、多方面のメディアで執筆活動を行っている。本年10月には、日本放送出版協会より「ITS」を出版。

ボランティア活動としては、CRS普及活動を行っている「子供の安全ネットワーク・ジャパン」、「妊婦のシートベルト着用を推進する会」などの会をサポートしている。近年は、救急法(ファーストエイド)・AED(除細動器)の普及活動も行っている。


主な連載誌
『NAVI』、『ENGINE』


主な著書
 「ITSの思想」(日本放送出版協会)、「ディーゼルこそが、地球を救う-なぜ、環境先進国はディーゼルを選択するのか?」(ダイヤモンド社)、「クルマ安全学のすすめ」(日本放送出版協会)、「燃料電池とは何か-水素エネルギーが拓く新世紀」(日本放送出版協会)などがある。


著者のブログ
清水和夫の【みんカラ】ブログ「頑固一徹カズです!」
清水和夫の動画サイト「Start Your Engines」

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