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第46回 パジェロに見る、三菱のディーゼル戦略

2008年10月14日

モータージャーナリスト=清水 和夫 氏

なぜ今、新長期規制対応車なのか

今年は三菱自動車にとって「パジェロ」の当たり年と言っていいかもしれない。8月にはロシアで開催されたモスクワモーターショーで、「パジェロスポーツ」がワールドプレミアムとしてデビューした。このモデルは残念ながら日本には導入されないが、本格的なオフロードSUVである。3.5LのV型6気筒ガソリンエンジンと、3.2Lの4気筒ディーゼルエンジンが搭載される。

また、日本で販売されているモデルが先ごろマイナーチェンジしたが、このタイミングで、三菱自動車はディーゼルエンジンを投入した。しかし、一足先に発売された日産自動車の「エクストレイル」がポスト新長期規制に対応するのに対して、こちらは新長期規制のディーゼルである点が気になるところだ。三菱自動車の本音はどこにあるのだろうか。

まずは8月にモスクワでお披露目されたパジェロスポーツについてレポートしよう。

このSUVはフレーム構造の車体を持つ、本格的なオフロード専用車で、海外ではオーストラリアで「チャレンジャー」、南米で「モンテロスポーツ」という名前で販売されてきた。そして今後、ロシアや中東ではパジェロスポーツとして発売する予定である。

パジェロの知名度はパリ・ダカールラリーのおかげで日本以上であるが、もともとロシアでは三菱自動車の人気が高い。無骨だけど骨太なイメージで、タフなクルマというプラスのイメージを持っているようだ。

メーカー別の2007年度実績では、ヒュンダイ、シボレー(GM)、フォード、トヨタ、日産に次ぐ5番目。車種別ではヒュンダイ、シボレー、フォーカスに次いでランサーが第4位である。上位3車が現地生産であることを考えると、ランサーは輸入車でトップなのだ。

それだけ三菱自動車のイメージは良いと見ていいだろう。

三菱自動車「パジェロ」   パジェロの車内

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